関西ゼネラル支部第11回定期大会
連帯ユニオン・関西ゼネラル支部第11回定期大会が10月5日、エルおおさかで開催されました。
「活発な議論で大会の成功を」
大会の前段に、大原執行委員がリードするインターナショナルを参加者全員で合唱。司会の福嶋副委員長が開会を宣言しました。
大会議長・緒役員を選出したあと、議長に選任されたコスモス分会のS代議員が登壇して大会はスタート。萱原執行委員から資格審査の発表後、S議長が大会成立宣言、代議員の拍手で承認されました。
色見委員長の代表挨拶に続いて、来賓挨拶。全日建中央本部執行委員・関西地区生コン支部副委員長の松村さん、近畿トラック支部委員長の広瀬さん、家族クラブあさがお副会長の楠本さん、コミュニティーユニオン関西ネットワーク・きょうとユニオン委員長の笠井さん、れいわ新選組共同代表・衆議院議員の大石あきこさんから、大会開催の祝辞と発言をいただきました。
「活動総括と運動方針、予算案を提案」
全港湾大阪支部からの大会メッセージを大会書記が読み上げて披露したあと、議案審議。2025年度活動総括案と2026年度運動方針案を兼清書記長が提起しました。続いて、2025年度会計報告を財政部長が、会計監査報告をH会計監査が、2026年度予算案を財政部長が提起しました。
「代議員からは議案の質問や批判、評価の発言」
執行部からの提起を受けて質疑応答。4人の代議員から議案の質問や批判と評価が発言されました。代議員からの質問と疑問について、執行部からの答弁をいくつか繰り返すなど活発な質疑応答が展開されました。
質疑応答を経て、2025年度活動総括案と2026年度運動方針案、2025年度会計報告・会計監査報告・2026年度予算案は賛成多数で採択されました。
「きょうとユニオンから東本願寺争議の支援要請」
休憩を挟んで大会が再会。諸決議の前に、西島執行委員から緊急署名の提案が、きょうとユニオンの笠井委員長から東本願寺争議の支援が要請されました。選挙管理委員からの役員改選の報告後、関西地区生コン支部への団体加盟と規約改正、年間ストライキ権の確立、役員改選が提案され、質疑応答を経て代議員が投票しました。
「シバタ工業分会、勝利解決」
争議分会からの闘争報告では、ワールドリンク分会、日正運輸分会、奏パートナーズ分会、シバタ工業分会、神戸北郵便局分会から闘争報告と今後の闘争方針が示されました。
「争議勝利解決、組織拡大、産別運動の前進を実践する」
投票結果報告では、選挙管理委員から、団体加盟、規約改正、年間ストライキ権が賛成多数で可決されたこと、役員改選投票では立候補者全員が信任されたことが報告されました。
大会議事のすべてが終了して、大会議長・緒役員の解任。続いて、本大会で退任する役員の挨拶。松尾貴さん、原戸さん、萱原さん、色見さんが一人ずつ登壇して、この間の活動を振り返り、今後もそれぞれの立場で運動を続けることなどが述べられました。
そして、新役員全員が登壇して、一人ずつ役員就任の挨拶と決意表明。武谷新委員長は「争議勝利解決、組織拡大、産別運動の前進などの方針を執行部全員が実践する」と提起しました。
最後に、西島執行委員のリードで「団結ガンバロー!」を全員で唱和して大会は幕を閉じました。

中島光孝/著
出版社名 白澤社
ページ数 334p
発売日 2025年06月
販売価格 : 3,400円 (税込:3,740円)
目次
第一部 弁論が開かれた最高裁判決(ハマキョウレックス事件、日本郵便〔西日本〕事件―「非正規格差」をどう是正するか
空知太神社事件最高裁判決―政教分離原則違反はだれがどのような基準で判断すべきか
水俣病訴訟―公害企業救済か被害者救済か)
第二部 「戦争」にまつわる判決(大阪・花岡中国人強制連行国賠請求訴訟―国家の「強制」による「加害」を国家はいかに償うべきか
台湾靖国訴訟・小泉靖国訴訟―台湾原住民族はなぜ「靖国合祀」を拒否するか
「アベ的なるもの」との三〇年―フィリピン元「従軍慰安婦」補償請求訴訟/「君が代」斉唱拒否訴訟/安倍国葬違法支出公費返還請求住民訴訟)
第三部 労働組合をめぐる判決(三菱重工長崎造船所〔労働時間〕事件―「労働と労働組合活動」を考える
住友ゴム工業事件・近鉄高架下文具店長事件―「職場の労働組合活動」を考える
関西生コン支部刑事弾圧事件―「労働基本権保障」の意味を考える)
真相はこれだ!関生事件 無罪判決!【竹信三恵子の信じられないホントの話】20250411【デモクラシータイムス】
ご存じですか、「関西生コン」事件。3月には、組合の委員長に対して懲役10年の求刑がされていた事件で京都地裁で完全無罪判決が出ました。無罪判決を獲得した湯川委員長と弁護人をお呼びして、竹信三恵子が事件の真相と2018年からの一連の組合弾圧事件の背景を深堀します。 今でも、「関西生コン事件」は、先鋭な、あるいは乱暴な労働組合が強面の不法な交渉をして逮捕された事件、と思っておられる方も多いようです。しかしそうではありません。企業横断的な「産別組合」が憲法上の労働基本権を行使しただけで、正当な交渉や職場環境の改善運動だったから、強要や恐喝など刑事事件には当たらないものでした。裁判所の判断もこの点を明確にしています。では、なぜ暴力的組合の非行であるかのように喧伝され、関西全域の警察と検察が組織的に刑事事件化することになったのか、その大きな背景にも興味は尽きません。 tansaのサイトに組合員お一人お一人のインタビューも連載されています。ぜひ、どんな顔をもった、どんな人生を歩んできた人たちが、濡れ衣を着せられ逮捕勾留されて裁判の法廷に引き出されたのかも知っていただきたいと思います。
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増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合潰しが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
10月31日 国賠裁判 東京地裁(判決) | 15:00~ |
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11月18日 大津第2次事件 大阪高裁(判決) | 14:30~ |