堺市役所前での宣伝活動 / コスモス闘争
連帯ユニオン関西ゼネラル支部は10月21日から30日までの5日間、「社会福祉法人コスモスは、労働組合法を守れ、誠実な団体交渉を行え」を掲げて、堺市役所前で宣伝・ビラ配布活動を展開しました。
「義務的団交違反を許さない」
堺市役所前では、関生支部役員がマイクを握り、社会福祉法人コスモスの義務的団交違反を糾弾しました。そして、労働組合法で使用者が禁止されている「団交拒否」に対して、大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立をしたことを堺市に市民や職員に訴えました。
関西ゼネラル支部役員と関生支部役員が、横断幕を掲げて、堺市役所前を行き交う市民や職員にビラを配布しました。
「市民らから激励が多数あった」
関西ゼネラル支部機関紙部が作成した「コスモス闘争ニュース」は、市民や職員らが快く受け取ってくれました。
市民らから「頑張ってください」「応援してるよ」などの激励があったのが印象的でした。
午前9時ころから約1時間の行動でしたが、堺市役所前周辺を行き交う市民や職員らの注目を集めた行動になりました。ビラは5日間で、1768枚の配布でした。引き続き、堺市役所前での宣伝活動を展開します。
連帯ユニオン関西ゼネラル支部は2025年8月20日、社会福祉法人コスモス(堺市東区野尻町、理事長・墨光子)に組合結成通知を行い、同日、団体交渉申入書を提出しました。
社会福祉法人コスモスは堺市内で、保育所・保育園、障害福祉サービス、老人居宅介護・老人デイサービスセンター、障害児通所支援・相談支援事業などを営んでいます。
労働組合の要求は、コスモス側の組合員へのパワハラ行為の検証と謝罪、組合員が負った被害の実損回復、未払い賃金の請求などです。
「第2回団交を開催しない社会福祉法人コスモス」
コスモスは、第1回団体交渉を2025年6月12日に開催しましたが、第2回団体交渉を開催しようとしません。
労働組合は、文書による第2回団体交渉開催の申入を行いましたが、コスモスは正当な理由もなく労働組合との団体交渉を拒否し続けています。
「大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立」
コスモス側の正当な理由のない団体交渉拒否に対して、連帯ユニオン関西ゼネラル支部は、2025年10月17日付けで、大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立を行いました。
大阪府労働委員会に、コスモスの労働組合法違反の審査を求めたのです。
大阪府労働委員会は、労働組合側の主張を認める判断を出すことでしょう。
「円満な労使関係を築く姿勢を見せるまで闘う」
連帯ユニオン関西ゼネラル支部コスモス分会は、社会福祉法人コスモスが誠実な団体交渉を開催し、円満な労使関係を築く姿勢を見せるまで闘います。
真相はこれだ!関生事件 無罪判決!【竹信三恵子の信じられないホントの話】20250411【デモクラシータイムス】
ご存じですか、「関西生コン」事件。3月には、組合の委員長に対して懲役10年の求刑がされていた事件で京都地裁で完全無罪判決が出ました。無罪判決を獲得した湯川委員長と弁護人をお呼びして、竹信三恵子が事件の真相と2018年からの一連の組合弾圧事件の背景を深堀します。 今でも、「関西生コン事件」は、先鋭な、あるいは乱暴な労働組合が強面の不法な交渉をして逮捕された事件、と思っておられる方も多いようです。しかしそうではありません。企業横断的な「産別組合」が憲法上の労働基本権を行使しただけで、正当な交渉や職場環境の改善運動だったから、強要や恐喝など刑事事件には当たらないものでした。裁判所の判断もこの点を明確にしています。では、なぜ暴力的組合の非行であるかのように喧伝され、関西全域の警察と検察が組織的に刑事事件化することになったのか、その大きな背景にも興味は尽きません。 tansaのサイトに組合員お一人お一人のインタビューも連載されています。ぜひ、どんな顔をもった、どんな人生を歩んできた人たちが、濡れ衣を着せられ逮捕勾留されて裁判の法廷に引き出されたのかも知っていただきたいと思います。
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増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合潰しが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たちこの映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
| 11月18日 大津第2次事件 大阪高裁(判決) |
14:30~ |
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