労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会が主催する「権力はなぜ、関生支部を弾圧するのか?熊沢誠氏講演会」が5月10日、学働館。関生で開催されました。

講演会の講師は、労働研究家であり、甲南大学名誉教授の熊沢誠さんです。
熊沢誠さんは冒頭に、「今回の関西生コン支部弾圧はおよそ民主主義国家の法的な到達点を無視する常軌を逸した組合つぶしの試み。労働運動史でもまれに見る公然たる労働組合運動の否認だ」と述べて講義の中身に入りました。
Ⅰ.なぜ常軌を逸した反動的な「労働政策」か? 先進国の合意、「黄金律」の蹂躙。Ⅱ.いま、なぜこのような労働運動弾圧が画策されるのか?Ⅲ.なぜ、関西生コン支部がターゲットとされるのか?Ⅳ.議論の展開 労働者にとっての真正の民主主義、すなわち産業民主主義の枢要性。Ⅴ.私の危惧 産業民主主主義の危機に対する現代の「護憲派」の鈍感さ。の項目を海外や戦時中などの具体的な事例をくわしく説明・解説された熊沢誠さんは、最後に「いずれにせよ、これは決して傍観してはならない問題。政党、ナショナルセンターの枠を超えた市民・労働者の幅広い、しかし非妥協的な戦線の構築が急務だ」と学習会の参加者に問題提起をされました。
私たちは、この学習会を受けてそれを実践することが必要です。関生支部の組合員はもとより、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会や滋賀勝手連をはじめとする支援共闘の仲間のみなさんには、熊沢誠さんの学習会を実践に活かすこと確認しましょう。

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熊澤誠(くまざわまこと)氏
1938年三重県生まれ。1961年京都大学経済学部卒業。1969年経済学博士。専攻は労使関係論・社会政策論。甲南大学名誉教授。労働の中での人間復権を追求し、1999年より研究会「職場の人権」を創設。 NPO法人「労働と人権 サポートセンター・大阪」共同代表理事。日本社会政策学会ほか会員。『産業史における労働組合機能―イギリス機械工業の場合』ほか、著書多数。

明日、5月15日8:00~18:00
大阪地方裁判所前公園(西天満若松浜公園)
5・15労働組合つぶしを許さない座り込み集会

 

 

 

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
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東京都台東区蔵前3-6-7 蔵前イセキビル4F
全日本建設運輸連帯労働組合中央本部
●電話番号:03-5820-0868

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