21春闘勝利!JR西日本・本社前行動
「21春闘勝利!3.13ダイヤ改悪-雇用破壊と地方切り捨て許すな!」を掲げた「JR西日本・本社前行動」が3月3日、大阪市北区芝田のJR西日本の本社ビル玄関前でおこなわれ、20人を超える闘う仲間が結集しました。
「JR西日本の大リストラを打ち破る」
早朝から、国鉄西日本動力車労働組合(動労西日本)の仲間や支援者が、JR高槻駅前や岡山駅前などで宣伝活動を行ったあとの正午に、「JR西日本・本社前行動」に挑みました。
「JRの合理化攻撃をストライキで粉砕する」
本社前抗議行動は、JR西日本による大リストラ攻撃を糾弾するシュプレヒコールを参加者全員で発して始まりました。
動労西日本の山田書記長は基調報告で、「コロナ禍を理由とした一時帰休反対のストライキを2月25日、JR山陽本線・五日市駅で打ち抜いた。3.13ダイヤ改悪、大合理化のリストラ攻撃をストライキで反撃して粉砕する」と行動の報告と今後の闘争方針を示しました。
動労西日本の大江委員長は「JRの合理化を労働組合の行動で阻止し、過重労働で労働者が亡くなることのない職場環境を実現するために全力で闘う」。
動労西日本の岡崎副委員長は「JRの外注化、転籍攻撃を労働組合の行動で打ち砕く」。
福知山駅の原田さんは、「職員のいない駅は、安全が担保されず危険な状態となっている。労働組合の行動で安全を獲得する」。
広島メンテックの代表者は「解雇撤回闘争を全力で闘い、労働現場の過酷な実態を暴露し、組織拡大につなげる」と、それぞれの代表者から発言がありました。
「JR資本に対して連帯して闘う」
関生支部の武谷さんは「国鉄の分割・民営化が根っこにあり、その攻撃をJR西日本は引き継いでいる。生活ができない賃金、過重労働で労働者を死に追い込むJRの経営陣は、会社を経営する資格がない。劣悪な労働条件の改善と鉄道の安全を確保するために、労働組合が経営に介入する体制が必要だ。現在の経営陣を退陣させるための行動に共に闘う」。
関西合同労組の中川さんは「過重労働が原因で亡くなった仲間は、私たちと共に労働運動してきた仲間だった。その仲間を死に追い込んだJRを絶対に許せない。関西合同労組は、動労西日本と連帯して闘う」。
婦人民主クラブの山本さんは「JRの過重労働が原因で失った仲間は、鉄道が大好きな青年だった。尼崎事故やコロナを利用して、労働者を過酷な労働や過労死に追い込むJRを許してはいけない。婦人民主クラブは連帯して闘う」などと、抗議行動の支援に駆けつけた各代表者は発言し、共に闘うことを表明しました。
「参加者全員のシュプレヒコールでJRを弾劾」
最後に、「一時帰休反対!」「賃金を上げろ!」「安全破壊のJRを許すな!」「ワンマン化・駅の無人化などの合理化粉砕!」などの参加者全員のシュプレヒコールで抗議行動を終えました。
行動終了後、場所を移して「総括集会」を開催して本日の行動の成果と課題を確認しました。当該の動労西日本の仲間らは、15時からの「記者会見」に臨み、本日の行動はお開きとなりました。
本社ビルの窓から覗いているJRの職員が多数見られるなど、お昼休みのビジネス街で旗や幟がはためく抗議行動は、注目をあびました。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
「関生事件」が揺るがす労働基本権
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日刊深夜快速Vol.3551/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・前編~ ココをクリック
日刊深夜快速Vol.3558/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・後編~ ココをクリック
641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一
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