2021年3.8国際婦人デー「道州制=改憲・戦争をぶっとばせ!」
「道州制=改憲・戦争をぶっとばせ!コロナで見えた命より金儲けの社会を私たちが変える!」を掲げた「2021年3.8国際婦人デー」集会&デモが3月7日、ドーンセンターで開催され、女性を中心に90人を超える仲間が結集しました。
「命より金儲けの社会を私たちの行動で変えよう」
司会の労組交流センター女性部・東さんは開会のあいさつで、「世界では、トランプを打倒したアメリカのBLM運動や、軍事政権とゼネストとデモで対峙するミャンマーの民衆が命をかけて起ち上がっている。関西では、大阪都構想粉砕、八尾北労組の闘いなど、資本主義の崩壊に向けて労働者が決起している。命より金儲けの社会を私たちの行動で変えよう」と提起しました。
「共生・協同の社会づくりを労働組合が担おう」
動労千葉・関委員長、動労西日本・大江委員長、星野暁子さん、三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊・宮本麻子さん、ス労自主・市野瀬まち子さん、大阪北摂支部・寺山導子さんから本集会へのメッセージが紹介されたあと、連帯のあいさつ。
関生支部の武谷書記次長は、この間の関生支部弾圧への支援にお礼を述べたあと「女性の強さが闘いに現れている。1918年、富山県魚津の米騒動では、女性たちが起ち上がったことで、1道3府32県に行動が広がった。その大衆運動が当時の内閣を総辞職に追い込んだ。1975年のアイスランドのストライキには、90%以上の女性が参加し、学校や工場が止まった。1980年には世界初の女性大統領が誕生した。八尾北労組や高槻医療福祉労組、二和病院労組のストライキを打ち抜く闘いに連帯して、社会を変えることが重要だ。女性たちの闘いに男性が続き、格差や差別、戦争のない、共生・協同の社会づくりを労働組合が担おう。新自由主義を終わらせるために、菅政権を打倒する行動を展開して、労働組合が主導する社会をつくるために共に闘う」とあいさつしました。
「狭山闘争勝利と維新打倒をめざして団結と行動で闘う」
全国水平同盟の久原委員長は、「解放運動をめぐった闘いを続けている。森を辞任に追い込んだ女性の力を見せつけた。労働者の決起を恐れて菅は労組弾圧を強めているのは、解放運動つぶしと一体だ。狭山闘争勝利と維新打倒をめざして団結と行動で闘う」とあいさつしました。
「もうがまんできない!女たちは怒りの声を上げよう!」
3.8集会実行委員会の基調報告が婦人民主クラブの山本さんから提起されました。山本さんは、「1.私たちはコロナ禍の下で、都構想を粉砕した!私たちには力がある!2.コロナ特措法と改憲・戦争。3.コロナパンデミックと医療崩壊を生み出したのは菅と維新だ!4.医療は社会保障だ!とストライキ決起が始まった。5.コロナで解雇・賃下げ、生活破壊許せない!6.森発言許すな!オリンピック中止!5兆円はコロナ対策と労働者に回せ!」など背景や本質を詳細に分析して問題提起しました。最後に山本さんは、「3.8は革命の日だ。2021年今日こそ革命の扉を開ける3.8国際婦人デーとしてよみがえらせよう」と行動を提起しました。
「職場・地域からの報告」
高槻医療福祉労働組合は、「21春闘の交渉が決裂により、3月8日、ストライキで挑む」。
八尾北医療センター労働組合は、「コロナ対策における八尾市とのプレハブ設置の闘い」。
奈良は、「セクハラ・パワハラと解雇との闘い」。
大阪市教組は、「解雇に追い込む研修制度を廃止させる闘い」。
東大阪市教組は、「朝鮮文化に親しむ東大阪子どものつどいの廃止を許さない会取り組み」。
豊中市職は、「障がい児保育つぶしとの闘い」など、それぞれの女性代表者から闘いの報告と今後の闘争方針が示されました。
「特別決議採択」
特別決議、「星野文昭さんを虐殺した国家権力を許さず、国賠闘争に勝利しよう。大坂正明さんの無罪・奪還と星野再審・無罪を一体で勝ち取る」が提案され、満場一致で採択されました。
「女性差別と闘うことで団結につながる」
関西労組交流センター女性部の野田さんが集会のまとめとして、「みなさんの闘いに感動した。すべての労働者の階級的闘いが本集会で確認された。資本主義、新自由主義に女性差別や分断が使われている現状に、女性差別と闘うことで団結につながる。結集させるのは、労働組合だ。地域からの声を上げて闘おう」と提起しました。
「デモ行進」
ドーンセンターから扇町公園に移動してデモ行進。横断幕を先頭に幟や旗、太鼓を打ち鳴らし、シュプレヒコールが響き渡る扇町公園から梅田までのデモ行進は、繁華街周辺の市民から注目を浴びた盛大な行動になりました。最終地点で行動総括をしたあと、参加者全員の「団結がんばろう!」でお開きとなりました。
1917年3月8日、第1次大戦のさなか、軍需工場地帯ビボルグ地区で女性労働者は飢えと極寒に襲われ、もう我慢できないとゼネストに突入、「平和・パンを!」を要求して街頭に出ました。数日のうちに全都に広がり、軍隊の兵士を味方に獲得してしまいます。そしてやがて帝政ツアーを打倒しました。
戦争が始まると、それまで反対していたあらゆる勢力が雪崩を打って「祖国擁護」「祖国防衛」に転落していく中で、侵略戦争をゼネストと政権の打倒で社会をひっくり返す変える、そのことで戦争を終わらせていく闘いでした。そして、10月には世界で初めての労働者が権力を握る革命を達成しました。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
「関生事件」が揺るがす労働基本権
<労働裁判が働き手を素通りするとき> ココをクリック
日刊深夜快速Vol.3551/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・前編~ ココをクリック
日刊深夜快速Vol.3558/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・後編~ ココをクリック
641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一
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