光榮・昌榮産業闘争、神戸市役所・ＪＲ元町駅・背景資本での宣伝活動

光榮・昌榮産業闘争、神戸市役所・ＪＲ元町駅・背景資本での宣伝活動

不当労働行為企業と労働委員会から認定された「光榮・昌榮産業社」を周知するため、連帯ユニオン関西地区生コン支部・兵庫ブロックと大阪Ｂブロックは1月17日、神戸市役所前、JR元町駅前、大阪市北区のオフィス街で「光榮・昌榮産業社の不当労働行為を労働委員会が認定」「関生支部・労働組合弾圧の実態」などを掲げた情宣活動を展開しました。

「神戸市役所前、JR元町駅前、背景資本での宣伝活動」

神戸市役所前、JR元町駅前、トクヤマセメント前の歩行者道路の歩行者道路では、ナニワ生コン分会長が、右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げ、光榮・昌榮産業社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、神戸市は違法企業を放置していいのか、大手セメントメーカーとして指導を行うべき、関生支部への労組弾圧の実態などを整然と訴えました。横断幕を掲げた歩行者道路では、武谷書記次長が、通行中の会社員や職員、市民らにビラを配布しました。

「神戸市役所前、共闘労組の仲間や社民党の方から激励が」

光榮・昌榮産業社の不当労働行為認定に加えて、昨年12月13日に開かれた「加茂生コン事件」の控訴審（高裁）判決で逆転無罪の判決を勝ち取ったことを報告する宣伝も行いました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「光榮・昌榮産業闘争ニュース」ビラは、冷たい風が吹く中、神戸市役所前を行き交う職員や会社員らは快く受け取ってくれました。
市役所前では、関生支部弾圧の共闘労組の仲間から激励がありました。また、市役所前で集会の用意をしていた社民党の方からも「関生さん、頑張れ」「いい演説や」などの激励がありました。複数の女性・男性市民から「労働組合さん、お疲れさまです。頑張ってください」などの激励があったのが印象的でした。
午前10時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、神戸市役所前を行き交う職員や会社員、市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、101枚（無罪判決のビラとセット）の配布でした。引き続き神戸市役所前の宣伝活動を展開します。

「JR元町駅前、市民から『しっかり、頑張ってね』と笑顔で激励が」

続いて、JR元町駅前に移動し、「光榮・昌榮産業社」の労働組合法違反（不当労働行為）の周知と、「関生支部・労組弾圧の実態」の宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「光榮・昌榮産業闘争ニュース」ビラは、寒い中、JR元町駅前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ビラを受け取った30歳代くらいの男性から「労働組合さん、しっかり頑張ってね」と笑顔で激励してくれたのが印象的でした。
午前11時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、JR元町駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、44枚（無罪判決のビラとセット）の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

「トクヤマセメント前、男性が『○○さんは元気にしてる？』と声をかけてきた」

午後からは大阪市北区に移動し、中之島セントラルタワーに入居しているセメントメーカー「トクヤマセメント」に対して、「光榮・昌榮産業社」の労働組合法違反（不当労働行為）を背景資本に追及する宣伝活動を展開しました。
ナニワ生コン分会長の訴えを立ち止まって聴き入ってる複数の男性の姿が見られました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「光榮・昌榮産業闘争ニュース」ビラは、冷たい風が吹く中、中之島セントラルタワー前を通行する会社員らは快く受け取ってくれました。
わざわざビラを取りに来てくれた男性（トクヤマセメントの方？）が「○○さんは元気にしてる？懇意にしてたんや」などと声をかけてきたのが印象的でした。
午後2時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、中之島セントラルタワー前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、26枚（無罪判決のビラとセット）の配布でした。引き続き、背景資本に責任を追及する宣伝活動を展開します。

「大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にある」

ところが、光榮・昌榮産業社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けています。
兵庫県に所在する生コン企業の100％近くが加盟する「大阪広域生コンクリート協同組合（大阪広域生コン協組）」が、2018年から始めた「労働組合つぶし」が背景にあります。
光榮・昌榮産業社と連帯・関生支部は、長年、円満な労使関係を築いており、労使が協力して展開する「生コン産業政策運動」を推進し、生コン価格や輸送運賃の適正化が実現したときには、労働組合が要求している「非正規の正規化など労働条件の改善」を約束していた企業でした。
ところが、大阪広域生コン協組の執行部から「労働組合つぶし」の協力を強くもとめられ、圧力をかけられた光榮・昌榮産業社の経営陣は、連帯・関生支部の組合員を雇い止めにしたのです。
しかし、大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にあるとしても、大阪府労働委員会から不当労働行為が認定され、命令が出されたことについて、真摯に受けとめ、速やかに命令を履行することが、光榮・昌榮産業社の経営陣が「法律を遵守」し、「社会的な責任を果たす」ということなのです。

「府労委の命令は有効であり、光榮・昌榮産業社は『命令履行』義務がある」

大阪広域生コン協組の圧力もあり、光榮・昌榮産業社は、中央労働委員会に再審査申立をおこなっていますが、大阪府労働委員会の命令は有効であり、「命令履行」義務があるのです。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　PDF