泉佐野市役所窓口廃止反対!市役所を戦争の拠点にするな!泉佐野大集会

 泉州住民の会、南大阪労組交流センター、関西合同労組泉州支部が主催する「泉佐野市役所窓口廃止反対!市役所を戦争の拠点にするな!泉佐野大集会」が10月23日、泉佐野・泉の森ホールで開催され、40人を超える労働者・市民が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「住民・労働者の怒りの拡大によって本来の市役所、社会を私たちの手に取り戻そう!」

平沼さんの司会で開会。平沼さんは「安倍国葬問題、岸田政権軍事費倍増、マイナンバーカードなど、戦争に突き進んでいる情勢に、労働組合と地域が連帯して闘おう」と開会あいさつ。
続いて、豊中市職の深町さんから基調提起。深町さんは、国際反戦デーの歴史を振り返り「①私たちは10月21日、梅田で国際反戦デー・デモを行った。②岸田政権は『中国侵略戦争』に向けて日本の戦争国家化に突き進んでいる。③この社会はもう終わりの時を迎えている。④社会を変える力はこの労働者にある。⑤この時代のなかでの泉佐野市の『窓口独立法人化(独法化)』とは何か。⑥これらの攻撃を迎え撃つ方針と何か」などの情勢や問題提起を具体的にわかりやすく提起しました。そして、深町さんは「独法化の目的が戦争推進にあるあることを暴露し、住民・労働者の怒りとつながることは、市役所で働く労働者・労働組合を動かし、大きな市役所を包囲する怒りの拡大となっていく。どんどん、声を上げよう!市役所を包囲する住民・労働者の怒りの拡大によって本来の市役所、社会を私たちの手に取り戻そう!」と行動を提起しました。

「戦争絶対反対!生活をかけた住民と労働者の決起をつくり出そう!」

泉州住民の会・代表の中川さんの講演。「中国侵略戦争をやめるために、地方自治と住民の生活を徹底破壊!市役所を市役所でなくする窓口独法化-窓口廃止、絶対反対!」と題する講演で、講師の中川さんは「泉佐野市の窓口独法化と国の動向、この間の反応」を資料を示して詳細に講義しました。最後に、中川さんは「10.16には、またもや自衛隊の軍楽隊コンサートを市が後援して行い、中国侵略戦争に向けて民間空港を使う動きを政府は明確化してきている。戦争絶対反対!生活をかけた住民と労働者の決起をつくり出そう!」と行動提起して講演を締めくくりました。

「南海・泉佐野市駅までのデモ行進」

深町さんの基調提起と中川さんの講演を受けて、会場から多くの意見や質問があり活発な討論が交わされました。平沼さんのまとめで集会はお開き。そして、参加者全員が南海・泉佐野市駅までデモ行進を打ち抜きました。
住民と労働者の団結と行動で、戦争推進の泉佐野市役所の窓口独法化を粉砕しよう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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