「大阪都構想とは何か?」労組交流センター学習会

労組交流センターが主催する「大阪都構想とは何か?」と題した学習会が8月24日、エルおおさかで開催されました。会場にはあふれるばかりの闘う仲間が結集しました。

「背景と本質」

講師は、大阪市職員労働組合の赤田由行さん。
講義は、「行政改革」攻撃開始から橋下市長登場までは、世界的な不況からすべてが始まったこと。関西経済同友会の連続的提言や労働組合の総翼賛化、公務員の厚遇が問題なのではないことなどを背景や本質をわかりやすく話されました。

「本当の狙いは道州制」

税源は大幅に減少し、人員は不足する。さらには地域の声は切り捨てられ、市民は分断されるのが都構想で起きることなどを丹念に分析して話されたあと、本当の狙いは道州制に向けた「基礎自治体」再編と一体なのが大阪都構想と話しました。

「都構想-改憲を阻止しよう」

赤田さんは「闘いによって道州制攻撃を粉砕したことを確信に、新自由主義の極限化と戦争に突き進む安倍・維新に対して現場・地域を拠点に反撃しよう」と提起されました。

「闘う労働組合存在が結集軸になるとき」

最後に赤田さんは、「大恐慌下・戦時下での解雇攻撃を大阪市から全国へ拡大しようという資本家。それに対して、その大阪市から防波堤をつくり出し、全国に広げる闘いをやろう。住民投票の結果にかかわらず、闘い続けるほど結集がはじまる。アメリカ、香港に続く闘いをつくり出そう」と行動を提起して講義を終えました。

「大衆行動で都構想を粉砕しよう」

講義のあと、多くの仲間から質疑を受けた赤田さんが、しっかり応答したことから議論が深まるなど、内容の濃い学習会となりました。
私たちは、この学習会で学んだことを現場で実践することが求められています。労働組合が先頭に立ち、具体的な行動を展開して大阪都構想を粉砕しましょう。

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