藤原生コン運送闘争「社前抗議行動」

「藤原生コン運送闘争・社前抗議行動」が12月3日、連帯ユニオン・関西地区生コン支部と関西労組交流センターの共同行動を展開、54人の闘う労働者が結集しました。

「社前行動を闘い、仲間を職場に戻そう!」

関生支部・武谷書記次長が行動開始宣言。冒頭、関西労組交流センターの仲間をはじめ全国の仲間の支援を受けた大阪府警本部前の元旦行動に始まり、7月からの高槻生コン闘争、11月の奈良・吉田生コン闘争集会デモなど、1年間の闘いを振り返ったあと、「大津地検の湯川委員長への求刑8年・実刑攻撃を粉砕する行動を年明けから展開し来年3月の判決に挑む。本日は、藤原生コン運送社前行動を闘い、不当に雇い止めされた仲間を職場に戻そう!」と行動提起。最後に、武谷書記次長は「労働組合つぶしは戦争への道だ。関生や関西合同労組への弾圧が、闘う労働組合の団結が固まり、運動・行動が広がることを資本・権力に見せつけ、関生弾圧は失敗だったと言わせよう!」と訴えました。続いて、関生支部・藤原生コン分会長のリードで、参加者全員による怒りのシュプレヒコール。

 

「仲間を職場に戻し、労働委員会の命令を履行するまで闘う!」

関生支部・七牟禮副委員長は、結集した仲間に日頃の関生支援にお礼を述べたあと「本日は、今年、第3弾の社前抗議行動だ。藤原生コン運送社は、大阪府労働委員会から2度も不当労働行為と認定された、悪質な企業だ。会社が不当に雇い止めをした仲間を職場に戻し、仲間と労働組合に謝罪し、労働委員会の命令を履行するまで闘う決意だ」と決意表明。

「不当労働行為粉砕に向けた行動を継続的に展開する!」

関生支部・西山執行委員は「バラ輸送の組合員の団体交渉で、藤原生コン運送社は、65歳定年の協定書が交わされているにもかかわらず、60歳定年を強行してきている。この新たな不当労働行為を見過ごすことはできない。藤原生コン運送社の不当労働行為を粉砕し、権利侵害反対闘争の勝利をめざして、継続的な行動を展開する」と闘争報告と今後の闘争方針を示しました。

「勝利するまで闘う決意だ!」

関生支部・藤原生コン分会長は、結集した仲間に藤原生コン運送闘争への支援にお礼を述べたあと「労働委員会の命令を守らない、協定書の項目を守らない藤原生コン運送社は、異常で悪質な企業だ。しかし、労働委員会の命令履行や労使協定を遵守しないこを許すことはできない。雇い止めされた仲間を職場に戻し、闘争に勝利するまで闘う決意だ。引き続き支援を願う」と勝利するまで闘う決意を表明しました。

「藤原生コン運送社と共に泉北ニシイ闘争に勝利するまで闘う決意だ!」

関生支部・福嶋執行委員は「大阪府労働委員会から2度目の不当労働行為が認定された藤原生コン運送社。そもそも藤原生コン運送社は初審の命令を履行する義務がある。初審命令を履行したうえで、中央労働委員会に再審査申立をするのが筋だ。命令履行義務を無視する藤原生コン運送社は違法企業と言わざるを得ない。また、堺市の泉北ニシイ闘争では、その傘下の臨海運輸が大阪府労働委員会から2度目の不当労働行為が認定された。大阪広域生コン協組に加入している企業は、不当労働行為企業ばかりだ。藤原生コン運送社と共に泉北ニシイ闘争に勝利するまで闘う決意だ」と直近の労働委員会闘争での勝利が報告されました。

 

「抗議行動参加者からの連帯アピール」

当該の藤原生コン運送分会・分会員のリードで、2回目のシュプレヒコール。参加者全員の怒りのコールが周辺に響き渡りました。そして、本日の抗議行動に駆けつけてくれた仲間からの連帯アピール。
関西合同労働組合・山口書記長、高槻医療福祉労働組合・村山委員長、奈良解雇撤回闘争・吉谷さん、改憲・戦争阻止!大行進・奈良の増田日教組書記長、大阪北部ユニオンの代表者、連帯ユニオン関西ゼネラル支部の兼清書記長、杉原副委員長、関生支部・高槻生コン分会長、港合同・昌一金属支部の木下委員長から、それぞれの現場の闘争が報告されたあと、「藤原生コン運送闘争勝利!」「関生弾圧粉砕!」「戦争絶対阻止!」を共に闘う決意が表明されました。

「市民らから注目を浴びた、大阪Bブロック長の力強いシュプレヒコール」

関生支部・大阪Bブロック長から、「藤原生コン運送闘争に勝利するまであきらめずに闘う」と決意が表明されたあと、大阪Bブロック長のリードで、3回目のシュプレヒコール。大阪Bブロック長の力強いリードと参加者の怒りのコールが、周辺に響き渡り沿道を行き交う市民や幹線道路を通行するドライバーらに注目を浴びました。

「労働者の団結と行動で社会変革を実現しよう!」

関生支部・坂田副委員長が本抗議行動のまとめ。坂田副委員長は、結集した仲間に日頃の関生弾圧と権利侵害反対闘争の支援にお礼を述べたあと「藤原生コン運送社は労働員会から2度の不当労働行為が認定されるという違法企業だ。他方では、藤原生コン運送社で働く多くの労働者は、権利が守られている。この労働者の権利は、闘いによって守られるものであり、先輩たちの闘いによって権利が勝ち取られたことに自覚を持つことが重要だ。労働者は社会を変革する力持っている。労働者の団結と行動で社会変革を実現しよう!」と行動を提起しました。
最後に、坂田副委員長のリードで「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して、本日の抗議行動を締めくくりました。
藤原生コン運送闘争・社前抗議行動に結集してくれた、関西労組交流センターをはじめとする多くの仲間に感謝します。第4弾の社前抗議行動を予定していますので、引き続きの支援をお願いします。

杉田水脈総務政務官が辞表提出

「LGBTには生産性がない」「チマ・チョゴリやアイヌの衣装のコスプレおばさん」など週刊誌やブログに掲載。また伊藤詩織さんを誹謗中傷し高等裁判所で賠償を言い渡されるなど国会内でも問題視されていた杉田水脈総務事務次官が12月27日辞表を提出しました。いつまでも適切な処分を下さない政府に対して日本軍「慰安婦」解決全国行動が、差別発言を認めず総務政務官に居座る杉田水脈議員について、12月24日抗議文を出しています。
岸田文雄内閣総理大臣、松本剛明総務大臣宛 抗議文 ココをクリック
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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