京都府八幡市「申入書(ビジネスと人権)」の回答書
関生支部が八幡市に対して提出した「不当労働行為企業に対する八幡市、地方行政の指導と措置について」と題した申入書の回答書(2月21日付)が提出されました。
「不当労働行為企業への対応について、八幡市の回答」
(1)八幡市には、入札参加資格業者やすでに落札して工事を進めている元請け業者及びサプライヤーに対して国連人権理事会の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づく具体的な指導を求めます。八幡市として、どのような機関で、どのように対処・善処するのかを回答してください。
「回答」
本市の公共工事では、労働基準法、労働者災害補償保険法、最低賃金法、労働安全衛生法、労働契約法、その他関連法令を遵守することを契約書に定めており、受注者に対して法令遵守を求めています。引き続き法令遵守の周知に努めるとともに「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を踏まえて人権尊重の取組に務めるよう周知することを検討してまいります。
(2)また、公共工事の品質確保の促進に関する法律、基本理念(3条8項)、発注者等の責務(第7条)について大阪市として、どのような機関で、どのように対処・善処するのかを回答してください。
「回答」
公共工事の品質確保の促進に関する法律第3条8項の基本理念において、公正な契約を締結し、誠実にこれを履行するとともに公共工事等に従事する者の賃金、労働時間その他の労働条件、安全衛生その他の労働環境の適正な整備について配慮がなされることにより、公共工事の品質が確保されなければならないとされていることから、本市では発注者の責務として、予定価格及び最低制限価格の適切な設定、計画的な工事発注、適正な工期等の設定に努めています。競争入札有資格者が八幡市建設事業等指名停止に関する要綱に定める労働者使用者関係法令の重大な違反に該当した場合は、指名停止措置を検討します。
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
3月26日 京都3事件 京都地裁
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