労組潰し弾劾!解雇阻止!昌一金属の民事再生を許さない4.26集会

労組潰し弾劾!解雇阻止!昌一金属の民事再生を許さない4.26集会・デモ(主催、関西労組交流センター)が4月26日、昌一金属株式会社の社前駐車場で開催され、50人を超える闘う労働者が結集しました。

「反転攻勢を闘う集会デモを貫徹しよう!」

関西合同労組・山口書記長の司会で集会はスタート。山口書記長は「昌一金属闘争を全港湾大阪支部、関生支部、関西労組交流センターで反転攻勢を闘う集会デモを貫徹しよう!」と開会宣言。

「銭金の問題ではない!大阪の労働者をなめるな!」

港合同・中村委員長からの挨拶。中村委員長は、昌一金属闘争の経緯を説明し、那須電機鉄工社の労働組合潰し、不当労働行為を厳しく糾弾したあと「銭金の問題ではない!大阪の労働者をなめるな!港合同が原則で闘うことで負けることはない!」と決意を表明しました。

 

「負けるわけにはいかない闘いだ!一歩も退かない行動で勝利するまで闘う!」

そして、当該の昌一金属支部の3人が登壇しました。木下委員長、副委員長、書記長から、支援行動のお礼が述べられたあと、那須電機鉄工社の労働組合潰し、不当労働行為、人権侵害の実態が報告されました。また、この間の現場闘争の報告と今後の闘争方針が示され、「労組潰しの組合役員の選別解雇を撤回させるまで闘う!負けるわけにはいかない闘いだ!一歩も退かない行動で勝利するまで闘う!」と決意表明と行動を提起しました。

「那須商事に乗り込んで共に闘おう!」

大阪市職の赤田さんから基調が提起されました。赤田さんは、昌一金属闘争の背景、本質を述べたあと、岸田政権の戦争政策と一体となった組合潰しを糾弾。そして、反戦闘争デモで5人の仲間を不当逮捕・起訴した広島県警・広島地検を弾劾し、仲間の早期奪還の行動を訴えました。最後に赤田さんは「昌一金属社、那須電機鉄工社は組合潰しの選別解雇・団交拒否を謝罪し撤回せよ!雇用を人質にした大幅な労働条件の切り下げをやめろ!那須商事に乗り込んで共に闘おう!」と行動提起しました。

「港合同・昌一金属支部と共に闘う」

本集会に駆けつけた仲間からの連帯挨拶では、関生支部、日教組奈良市、関西合同労組・恭誠社分会の代表者が「港合同・昌一金属支部と共に闘う!」と勝利するまで共に闘う決意が表明されました。

「全国に広がった昌一金属闘争、労働者・労働組合で闘い勝利しよう!」

関西労組交流センターの深町代表が集会のまとめ。深町代表は「那須電機鉄工東京本社行動を皮切りに、千葉や北海道をはじめ全国に共同闘争が広がっている。この昌一金属闘争を労働者、労働組合で闘い、勝利しよう!」と訴えました。
集会後のデモ行進は、昌一金属社前をスタートし港区役所までのコースです。旗や幟がはためき、太鼓の軽快なリズムと元気いいコールのデモ隊は、港区周辺の市民らに注目を浴びました。
那須電機鉄工社の労組潰し、組合役員の選別解雇糾弾!昌一金属闘争に完全勝利するまで共に闘いましょう!

※昌一金属闘争とは
昌一金属株式会社(大阪市港区)の民事再生事件において、スポンサーとして名乗りを上げ、裁判所の選定を受けた「那須電機鉄工株式会社」は、東京・新宿に本社を置き、大阪市西淀川区中島に大阪工場を持つ企業。
「民事再生を利用した労働組合潰し」
那須電機鉄工社は、民事再生を利用して、昌一金属福崎工場の土地・建物と事業のみを買収して、工場で働く労働者は子会社の「那須電機商事」に引き継がせ、福崎工場に出向という形をとって、労働条件の大幅な切り下げを行ってきた。
那須電機鉄工社は、当初から労働組合を敵視し、組合役員に「(那須電機では)組合活動はできませんよ」と言い、組合役員を狙い撃ちする大幅な賃金の減額提示、それでも雇用継続を希望すると、最後は面談のリストから組合役員のみを排除するという、選別解雇を行ってきた。これは国鉄分割・民営化で行われた、当時の国鉄組合を潰すめに一旦全員解雇、選別再雇用した手法とまったく同じであり、憲法・労働組合法に違反する不当労働行為そのものだ。
「団交拒否の不当労働行為企業を放置できない」
さらに那須電機鉄工社は、組合からの団体交渉申し入れに対して、「正式な事業譲渡契約を受けていないので、当社では応じられない」と団交拒否してきた。すでに裁判所の選定を受け、雇用継続のための面談を行い、5月1日事業譲渡に向けて那須電機鉄工社から昌一金属社への人員派遣も行われているにも関わらず、まったくおかしな主張だ。
那須電機鉄工社は、面談リストから組合役員を排除して「雇用を断った」ことは認めている。これは意図的に組合役員を排除して組合を潰そうとする行為であり、労働組合として那須電機鉄工社のような悪質な不当労働行為企業を放置することはできない。
那須電機鉄工社(那須電機商事)は、組合潰しの選別解雇・団交拒否を謝罪し撤回せよ!労働組合(港合同・昌一金属支部)と真摯に話し合い、組合役員を全員雇用せよ!雇用を人質にした大幅な労働条件の切り下げをやめろ!
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この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
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