「基地のない島」実現に向けて訴え続ける 5.15沖縄平和行進

5月17日から19日までの日程で復帰52年5・15沖縄平和行進に参加しました。全日建からは、中央本部1名、関生支部2名の3名で参加しました。2100人を超える参加者は「基地のない平和な島」の実現を訴え、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の周りを平和行進しました。

3単産は南ウイングコースを踏破

初日は、那覇市にある琉球新報ホールで開かれた「とめよう日本の軍事大国化・つくろう平和な世界を・復帰52年第47回2024・5・15平和行進全国結団式」に参加しました。
全国結団式終了後、ホテルに戻ってから3単産行進団結団式を行い、副団長に平田執行委員が選出されました。

2日目は、宜野湾市役所から約2100人が、北ウイングコースと南ウイングコースの2コースに分かれ、米軍普天間飛行場を囲う形でゴール地点の宜野湾市立グランドを目指し、平和行進がスタート。
3単産は南ウイングコースを行進しました。右翼の妨害行為もありましたが、シュプレヒコールで妨害行為をはねのけ約8キロを踏破(とうは)しました。
ゴール地点の宜野湾市立グランドで、復帰52年「5・15平和とくらしを守る県民大会」に参加しました。

基地のない沖縄へ諦めず訴え続ける

県民大会には、玉城デニー沖縄県知事が来賓とし参加し、「復帰から52年たった今も重い基地負担があり、戦争の記憶を風化させず、沖縄戦で得た教訓を正しく次世代に伝え、平和を希求する沖縄の心を世界に発信していきたい」と挨拶しました。
国会議員代表、県議会代表の他、普天間基地爆音訴訟団も挨拶があり、国外からは韓国基地平和ネットワークのメンバーが県民大会に参加。最後に「大会宣言」が提起されを採択し、参加者全員で『月桃』を合唱して大会を締めくくりました。
平和行進と県民大会終了後、旧海軍司令部壕に視察に行きました。
この司令部壕は、日本海軍設営隊によってつるはしやくわを使い手作業で掘られ、当時は450メートルあり、約4000人の兵が収容されていました。
壕のなかには司令官室や下士官・兵員室などいくつもの部屋が残されており、幕僚室には手榴弾で自決した時の破片の跡が当時のまま残っていました。

沖縄戦の歴史を学び風化させてはいけない

3日目は、ひめゆり平和祈念資料館、平和祈念公園、嘉数高台、嘉手納道の駅、辺野古新基地建設現場を視察しました。
ひめゆり平和祈念資料館では、ひめゆり学徒隊の遺品、写真、生存者の証言映像や手記などが展示され、戦争の悲惨さや平和の大切さを学びました。
平和祈念公園では、平和の礎・摩文仁の丘を見学。
平和の礎には、沖縄地元の犠牲者の名前だけでなく、本土から動員された兵士や敵であった米英の兵士、在日朝鮮人など国籍関係なく沖縄戦で犠牲になった人たちの名前が刻銘されていました。
嘉数高台公園では、戦闘時で使用されていたトーチカや弾痕の塀を見学。世界一危険といわれる普天間飛行場にはオスプレイが配備され、欠陥機がこんな町中で飛行訓練をするのかと思いました。
道の駅かでなでは、嘉手納基地が一望でき、基地の現状を伝える展示室がありました。
辺野古新基地建設現場では、以前、辺野古に愛を運んだときと比べ辺野古の海に作業船が増えており、工事が進められている様子がみられました。
沖縄戦の歴史を風化させないよう、これからも沖縄の歴史や現状を学び、反戦・反基地運動に取り組んでいきたいと思います。

【 報告 / 西田執行委員 】
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映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
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6月17日  京都3事件(論告求刑)   京都地裁  

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東京新聞「こちら情報部」

保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック

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