港合同・昌一金属闘争 那須電機鉄工社の不当労働行為糾弾! 大阪市内2ヵ所の宣伝活動

那須電機鉄工株式会社(本社、東京・新宿)の「団交拒否の不当労働行為糾弾!」「労働組合員への選別解雇、労働組合潰しを許さない!」を掲げた港合同・昌一金属闘争が5月17日、港合同・昌一金属支部、全港湾・大阪支部、関生支部の3労組で大阪市内2ヵ所の宣伝行動を展開しました。

「那須電機鉄工社の不当労働行為糾弾!」

大阪市西淀川区中島にある那須電機鉄工社大阪工場前で宣伝活動を展開しました。関西労組交流センターの仲間が横断幕を掲げ、港合同昌一金属支部の副委員長と書記長が交代でマイクを握り、「那須電機鉄工社は労組潰しをやめろ!」「那須電機鉄工社は選別解雇を撤回し、組合に謝罪しろ!」などを訴えました。

「那須電機鉄工社の労組潰し糾弾!」

午後からは、大阪市福島区吉野移動し、那須電機鉄工社関西事業所前で抗議宣伝活動を展開しました。
港合同昌一金属支部の副委員長と書記長が交代でマイクを握り、「那須電機鉄工社は労組潰しをやめろ!」「那須電機鉄工社は選別解雇を撤回し、組合と団体交渉を行え!」などを訴え、全港湾大阪支部や関生支部、関西労組交流センターの仲間が、阪神野田駅周辺を行き交う会社員らにビラを配布しました。ビラを受け取った市民から「がんばってください!」「応援するよ!」などの激励があったのが印象的でした。ビラは、60枚の配布でした。引き続き大阪市内での宣伝活動を展開します。

※昌一金属闘争とは
昌一金属株式会社(大阪市港区)の民事再生事件において、スポンサーとして名乗りを上げ、裁判所の選定を受けた「那須電機鉄工株式会社」は、東京・新宿に本社を置き、大阪市西淀川区中島に大阪工場を持つ企業。
「民事再生を利用した労働組合潰し」
那須電機鉄工社は、民事再生を利用して、昌一金属福崎工場の土地・建物と事業のみを買収して、工場で働く労働者は子会社の「那須電機商事」に引き継がせ、福崎工場に出向という形をとって、労働条件の大幅な切り下げを行ってきた。
那須電機鉄工社は、当初から労働組合を敵視し、組合役員に「(那須電機では)組合活動はできませんよ」と言い、組合役員を狙い撃ちする大幅な賃金の減額提示、それでも雇用継続を希望すると、最後は面談のリストから組合役員のみを排除するという、選別解雇を行ってきた。これは国鉄分割・民営化で行われた、当時の国鉄組合を潰すめに一旦全員解雇、選別再雇用した手法とまったく同じであり、憲法・労働組合法に違反する不当労働行為そのものだ。
「団交拒否の不当労働行為企業を放置できない」
さらに那須電機鉄工社は、組合からの団体交渉申し入れに対して、「正式な事業譲渡契約を受けていないので、当社では応じられない」と団交拒否してきた。すでに裁判所の選定を受け、雇用継続のための面談を行い、5月1日事業譲渡に向けて那須電機鉄工社から昌一金属社への人員派遣も行われているにも関わらず、まったくおかしな主張だ。
那須電機鉄工社は、面談リストから組合役員を排除して「雇用を断った」ことは認めている。これは意図的に組合役員を排除して組合を潰そうとする行為であり、労働組合として那須電機鉄工社のような悪質な不当労働行為企業を放置することはできない。
那須電機鉄工社(那須電機商事)は、組合潰しの選別解雇・団交拒否を謝罪し撤回せよ!労働組合(港合同・昌一金属支部)と真摯に話し合い、組合役員を全員雇用せよ!雇用を人質にした大幅な労働条件の切り下げをやめろ!
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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第26回ソウル人権映画祭で上映決定! ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。

関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
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日本を外から学ぶ学習会
日本ではなぜ賃上げストが起きないの?
―労働者として考えてみよう、他国との比較―
私たちの多くは消費者であると同時に「労働者」でもあります。労働者に認められている基本的な権利の一つが「ストライキ権」です。
欧州では会社や組織の枠を超えた「産業別労組」が主流で、鉄道、教員、ジャーナリストなど、「業種」によるストが行われ、多くの市民の対応も「彼らのストライキ権を尊重する」というものです。
一方、日本ではスト自体がほとんど行われません。そして、昨年百貨店が1日ストライキをしたときには、かなり批判的な反応が市民から寄せられました。
この状況をどう受け止めればいいのでしょうか?労働問題に長年取り組んでこられた竹信さんのお話から、私たちも「労働者」として一緒に考えてみましょう。
【講 師】竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
【日 時】2024年6月8日(土) 日本時間 19:00-21:30

               英国時間 11:00-13:30
【会 場】ZOOM開催 (使用言語は日本語)
【参加費】400円(活動費と講師へのギフト代+送料に充てさせていただきます)

学習会FBページ:https://www.facebook.com/japanfromoverseas/
事務局連絡先:sotokaramanabu.uk@gmail.com
【詳 細】チラシを参照 ココをクリック

ー 公判予定 ー

6月17日  京都3事件(論告求刑)   京都地裁  

 10:30~

関西生コン事件ニュース 101(東京新聞「こちら情報部」) ココをクリック

関連動画 「関西生コン事件」報告集会 ココをクリック