関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会・第5回総会
関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会(関生支援東京の会)第5回総会が6月2日、東京しごとセンターで開催され、80人の闘う労働者が結集しました。
「関生弾圧を粉砕しよう!昌一金属闘争を共に闘おう」
大石さんの司会で総会は開会。関生支援東京の会・山口代表の主催者挨拶。山口代表は、5月28日にJAM日本機械工業労働組合で開催した映画「ここから」の上映会に参加した労働者の感想を述べたあと「労働組合の団結と行動で関生弾圧を粉砕しよう。昌一金属闘争を共に闘おう。8.6ヒロシマ反戦弾圧を粉砕し、不当に勾留されている仲間を奪還する行動に立とう。そして戦争阻止に立ち上がり、11月集会に6000人の闘う労働者を結集させよう」と行動を提起しました。
「湯川委員長の実刑攻撃を粉砕し、産別運動の拡大で戦争を止める」
動労千葉の中村副委員長と関西生コン労組潰しの弾圧を許さない会東海の会(メッセージ)の連帯の挨拶に続いて、関生支部・武谷副委員長からこの間の闘争報告と今後の闘争方針が示されたあと「湯川委員長の実刑判決を粉砕し、すべての刑事事件の無罪を勝ち取るために全力をつくす。関生は、産別運動の拡大で戦争を止める」と決意を表明しました。
「敵に負けない発信を」
総会のメインである「名誉毀損訴訟から見る関生弾圧」と題した中井雅人弁護士の特別講演がスタート。中井弁護士は、関生支部の自らが担当する刑事事件と民事事件を紹介し、2018年に大阪広域生コン協組が関生支部と決別し、レイシストらを使った関生潰しを時系列で経過を述べ、瀬戸弘幸事件や建交労・生コン産労事件の根本的問題を具体的に詳細にわたって話しました。
そして、国連ビジネスと人権作業部会が、5月28日に日本への訪問調査の報告書を公表したこと、MBS「映像’24(関生事件を考える)」が、産別労組活動が組織犯罪として警察権力により弾圧されていく実態をマスメディアとして初めて描いた点が評価されたことを述べました。最後に、中井弁護士は「敵に負けない発信を」と訴えて講演を締めくくりました。
「湯川委員長の実刑攻撃を打ち砕き無罪を勝ち取る行動に立とう!」
多摩連帯ユニオン根岸病院分会から、5月1日にストライキを打ち抜いたことが報告されました。カンパアピールに続いて、関生支援東京の会の経過報告が吉本事務局長から提起されました。吉本事務局長は、2018年から始まった大阪広域生コン協組の関生潰し、それと連携した権力弾圧の経過を述べました。東京における関生弾圧を粉砕する闘いの拠点として、関生支援東京の会を結成、その活動を報告しました。そして、「関生弾圧粉砕!湯川委員長の実刑攻撃を打ち砕き無罪を勝ち取る行動に立とう!」と訴え、経過報告を締めくくりました。
「組織拡大のチャンスを活かすためにも現場行動を闘う」
東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会の吉本分会長から、鈴コン闘争の闘争報告と今後の闘争方針が示されました。吉本分会長は「2月に浮間舟渡で映画『ここから』上映会を開催した。他労組と他の会社で働く生コンドライバー2人が参加し、『労組の必要性がわかった。この映画を観て自分たちも共に闘いたい』という感想があった。組織拡大のチャンスを活かすためにも現場行動を闘う」と行動提起しました。
「ストライキで組織拡大が実現」
本日の総会に参加した仲間からの発言。一陽会労働組合、JAM日本機械労働組合、藤田弁護士から、5月に職場でストライキを打ち抜いたことで組織拡大を実現したこと、8.6ヒロシマ弾圧の背景と本質などが報告されました。
「関生支援東京の会が全国に関生弾圧を発信することが重要だ!」
元千葉商科大学教授の金元重さんが総会のまとめ。金元重さんは「今日の講演で中井弁護士が提起した『敵に負けない発信を』が本日の総会に集約される。私は、竹信さんの『賃金破壊』を3度読んだ。そしてMBS映像’24を観て、日本の民放がここまで放送するのかと驚いた。今日の東京新聞の記事など関生支援東京の会が全国に関生弾圧を発信することを提起する」と行動を提起して総会はお開きになりました。
総会後のデモ行進は、雨が激しく降るなかでも、東京飯田橋周辺を行き交う市民やドライバーに注目を浴びました。
関生弾圧を粉砕する行動に立とう!湯川委員長の実刑攻撃を打ち砕こう!闘う労働組合の団結と行動で、戦争を阻止し、岸田政権を打倒しよう!
ストライキを背景にした要求は恐喝?!
連帯ユニオン関生支部・湯川委員長への懲役10年求刑を許すな!!
日 時:2024年7月13日(土)13:00~
場 所:エルおおさか南館5Fホール
◆パネルディスカッション
パネラー
吉田 美喜夫 (立命館大学名誉教授)
竹信 三恵子 (ジャーナリスト)
望月 衣塑子 (東京新聞記者)
大石 あきこ (れいわ新選組衆議院議員)
木村 真 (豊中市議会議員)
久堀 文 (弁護士)
片田 真志 (弁護士)
渋谷 有可 (弁護士)
小林 勝彦 (全港湾大阪支部・執行委員長)
コーディネーター
細野 直也 (関西地区生コン支部・書記長)
主 催:全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
共 催:労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪
労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会
労働組合つぶしを許さない兵庫の会
お問合せ:連帯ユニオン 06-6583-5549 ビラPDFココをクリック
国連ビジネスと人権作業部会による訪日調査報告書が示した課題(その3)-労働の権利
国連「ビジネスと人権」に関する作業部会(以下、作業部会)が5月28日に国連のウェブサイトに公表した訪日調査報告書の内容を紹介するシリーズ「その3」では、「テーマ別懸念事項」でとりあげられた「労働の権利」として3つの課題に関して焦点をあてます。詳しくはココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
▼Spotify ココをクリック
▼Apple ココをクリック
▼Amazon ココをクリック
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
お問い合わせはコチラ ココをクリック
ー 公判予定 ー
6月はありません |
|
---|