京都3事件公判「最終弁論」京都地裁前集会
連帯ユニオン関生支部への権力弾圧をめぐる公判が9月12日、京都地裁で開かれました。本日の公判は「最終弁論」です。公判前の京都地裁前では抗議集会が開かれ、70人を超える仲間や支援者が結集しました。
「当たり前の労組活動であることをしっかり主張しよう」
関生支部・平田執行委員が「京都3事件の刑事公判は本日の最終弁論で結審だ。裁判所に、当たり前の労働組合活動であることをしっかり主張しよう」と開会宣言。
続いて、平田執行委員は、関生支部の産業別労働運動の正当性と当たり前の労働組合活動に対して事件をでっち上げて弾圧した「関生支部弾圧」の経過を述べ、警察と検察による人権侵害を厳しく非難。そして、労働争議の解決金を京都事件では「恐喝」や「恐喝未遂」、「強要未遂」とした3つの事件のデタラメさを詳しく解説しました。
そして、平田執行委員は「警察・検察は憲法で保障された基本的人権を侵害するな!労働者の権利が奪われる危機だ!私たちと一緒に声をあげて欲しい!」と訴えました。
「弾圧を粉砕するまで全力で闘う」
関生支部・七牟禮副委員長が、挨拶に立ち、日頃の関生支部弾圧に対して物心両面にわたる支援に感謝を述べました。そして「本日の最終弁論で、湯川委員長への求刑10年をはね返す!弾圧を粉砕するまで全力で闘う」と決意を表明しました。
「最終弁論で湯川委員長への求刑10年を粉砕する」
抗議集会と傍聴支援に駆けつけた仲間からのアピールでは、反弾圧実行委員会・京滋の服部代表が「反弾圧実行委員会・京滋は、無罪判決を求める署名活動と公正な判決を訴える行動を毎週金曜日におこなう!最終弁論で無罪を勝ち取ろう!」。
関生を支援する東海の会の小林さんは「湯川委員長への求刑10年をはね返そう!関生、港合同、動労千葉の闘いを学ぶ、10.12集会を名古屋で開催する!」。
勝手連・しがの稲村さんは、「6年前、関生の委員長らの逮捕に驚いたが、地域の闘いを続けてきた。労使紛争の解決金が恐喝と言うのであれば、裁判所での和解の解決金も恐喝であり、仲介した裁判所も犯罪に問われるのではないか!本日は最後の裁判闘争だ。湯川委員長の求刑10年を粉砕し、無罪判決を勝ち取ろう」
大阪全労協の南代表は「裁判所や検察に対して、フラストレーションが溜まっている。京都3事件は労働運動の根幹に関わるものだ。論告求刑で検察は、強い労働組合は認めないと言った。労働組合は弱いままでいいということか。本日の弁護団による最終弁論が楽しみだ。無罪判決を勝ち取るために共に闘う」。
港合同昌一金属支部・木下委員長は、「昌一金属闘争の労組潰しの門前行動をおいて、京都地裁に駆けつけた。昌一金属闘争では、全港湾大阪支部、関生支部と現場行動を展開しており、先日も3回目となる東京行動を闘ってきた。昌一金属闘争は現場の行動で決着をつける!関生支部と団結して共に闘う!」などが関生弾圧粉砕の行動を提起しました。
「韓国・民主労総公共運送労働組合の仲間が駆けつけた」
韓国・民主労総公共運送労働組合のヤンギュソさんは「2014年の動労千葉の交流会で、関生支部・西山執行委員と知り合いになり、日本における沖縄の闘い、反戦闘争、反原発闘争の運動とつながることとなった。昨日は、昌一金属闘争と関生闘争の現場行動に参加した。韓国で上映された『ここから』を観て関生弾圧のことがよくわかった。関生弾圧を粉砕するために日韓連帯で闘う!そして、日韓の闘いが世界に広がるように、団結を深めよう!」と日韓連帯で闘う決意を表明しました。
「70人超のシュプレヒコール」
最後に、平田執行委員がリードする「裁判所は公正な判断を行え!」「労働組合活動を犯罪にするな!」「無罪判決を勝ち取るぞ!」などのシュプレヒコールを参加者全員が唱和して抗議集会はお開きとなりました。
「湯川委員長の実刑判決を阻止する闘いに挑む」
関生支部は、京都事件の真の姿と論告求刑の不当性を全国に広めることに全力をあげます。そして、湯川委員長の実刑判決を阻止する闘いに挑みます。支援者のみなさんには、引き続きのご支援をお願いします。
「判決は、来年2月26日」
京都3事件の判決言い渡しは、2025年2月26日(水)午前10時に決定しました。全国の労働組合をはじめ多くの仲間の結集を呼びかけます!
日にち:2024年10月19日 土曜日
時 間:13:30受付 14:00~
場 所:国鉄労働会館
(東京都港区新橋5丁目15-5)
主 催:連帯ユニオン関西地区生コン支部
共 催:連帯ユニオン関東支部
労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪
労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会
労働組合つぶしを許さない兵庫の会
お問合せ:連帯ユニオン関西地区生コン支部 06-6583-5546
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デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
9月はありません |
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