ミャンマーの人々と連帯して闘おう!

人道状況が深刻になっているミャンマー。人口の3割超の1860万人が医療へのアクセスを含む緊急の人道援助を必要としています。さらに、300万人が暴力から逃れるため移動を強いられていのです。

「国境なき医師団がミャンマーに」

今年の7月にミャンマーを訪れた国境なき医師団・日本事務局長の村田慎二郎さんは、人道危機の実態をメディアの取材に次のように話しています。

「2021年のクーデターで軍政が復活」

村田さんは、「国境なき医師団はミャンマーで30年以上、医療・人道援助を行ってきた。2021年のクーデターで軍政が復活すると、多くの医療従事者が職を離れた上、各地の紛争激化が公衆衛生に及ぼす影響を目撃してきた。治安の悪化と暴力の蔓延、政府による制限が、物資の輸送や人道的アクセスを妨げ、人々が医療を受けることを困難にしている」現地の状況を話しました。

「国境なき医師団の事務所と薬局が全焼した」

また、村田さんは「国境なき医師団をはじめ多くの人道援助団体は、当局による移動制限のために、少数民族の武装勢力が支配する地域に医療が届けられなくなっている。特に2023年後半から紛争が激化した北部カチン州、東部シャン州、西武ラカイン州では影響が深刻だ。
ラカイン州で国境なき医師団は25ヵ所で移動診療を提供していたが、戦闘激化と活動制限で、再来診療数が2023年9月の6684件から24年3月には81件に激減、ブティドンでは4月に国境なき医師団の事務所と薬局が全焼した。多数の市民が死傷している。少数民族ロヒンギャの人々は国軍とその敵対勢力のいずれからも強制徴募される危険があり、逃れることを余儀なくされている。私は、何日もかけてヤンゴンまで逃れた人々に会った」と戦闘の激化と活動制限により、市民に大きな影響を与えていることを述べました。

「医療アクセスの悪化は、ヤンゴンでも」

さらに、村田さんは「隣国バングラディッシュの国境なき医師団チームは、ラカイン州から国境を越え逃れてきた砲弾や銃撃などで傷ついたロヒンギャの人々を8月5日~17日に83人(半分以上は女性と子ども)治療した。人道状況の過酷さを物語る。医療アクセスの悪化は、最大都市ヤンゴンでも起きている。国境なき医師団が支援するアウンサン結核病院は、国内で唯一機能し続ける結核の専門病院だが、当局による国際援助の制限で一部の病棟は閉鎖されたままだ。治療の中断により患者の容体が悪化することを懸念している」と訴えます。

「日本政府は、主要援助国として対話を」

最後に、村田さんは「ミャンマーの人々の窮状をこれ以上、放置するわけにはいかない。医療と人道援助を届ける環境を整えることは、急務だ。各国には一層の外交努力を期待したい。特に日本政府は、主要援助国としてミャンマーとの対話を保ち、人道状況の改善を求めてきた経緯がある。MSFも現地の状況を広く伝えるとともに、市民と医療の保護などの国際人道法の遵守や人道アクセスをの確保を、全ての紛争当事者に呼びかける努力をねばり強く継続するよう、政府に働きかけていきたい」。と行動を提起しました。

「ミャンマーの人々と連帯して闘おう!」

日本国内においても、在日のミャンマーの人々が行政機関や大手企業などに訴えたり、集会デモで声を上げています。私たち労働組合もミャンマー軍事政権がおこなう人権侵害を許さず、直ちに止めさせるための行動を組織するなど、ミャンマーの人々と連帯して闘いましょう!

連帯ユニオン人権部主催
第4回 人権問題シンポジウム 開催!

 日 時:2024年12月7日 15:00~17:00
 場 所:エルおおさか南館7階 南734
 講 師:秋田 真志弁護士
 テーマ:プレサンス元社長冤罪事件における
      権力犯罪と人質司法
       ~取り調べ可視化が浮かび上がらせた
        日本の刑事司法の闇~
 資料代:500円
 お問合せ:連帯ユニオン人権部 担当:武谷 新吾
      TEL:06-6583-5546

京都3事件無罪判決を求める署名のよびかけ
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
      署名用紙は、  ココをクリック
集約と提出:第1次集約  9月末日(10月中旬提出)
      第2次集役  10月末日(11月中旬提出)
      最終週役    11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
      東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
      フォーラム平和・人権・環境気付
      関西生コンを支援する会 ホームページ  ココをクリック
      TEL:03ー5289ー8222
      関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
MBS(毎日放送)映像’24「労組と弾圧」がギャラクシー賞奨励賞を受賞しました。
5月31日、受賞式のようす ココをクリック
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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▼Amazon ココをクリック

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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東京新聞「こちら情報部」

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