大阪労働委員会が不当労働行為と認定! / 吉田生コン闘争
〈吉田生コンクリート社に対して、不当労働行為救済申立〉

大阪府労働委員会は2024年9月30日付けで、吉田生コンクリート社の不当労働行為(不利益取扱・支配介入)を認定する命令書を出しました。

定年を機に賃金減額府労委に救済申立を

吉田生コンクリート社(奈良県奈良市横井)は2021年9月、関生支部のF組合員に対して定年を機に契約社員にし、ミキサー乗務員からブロック製造業務に就かせ、賃金も定年前まで支給されていた資格給と住宅手当を支払わなくなり賃金が激減しました。
会社側の組合嫌悪な姿勢と一方的な業務内容の変更、賃金の激減に対して、大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立をしました。
労働委員会の救済申立では、関生支部役員と弁護団の奮闘によって、吉田生コンクリート社の不当労働行為の認定と、救済命令を勝ち取りました。
本件では、会社側が行ったF組合員に対して定年前に支給されていた資格給と住宅手当を支給しないとした取扱いについて、組合員であるが故になされた不利益取扱いと組合に対する支配介入に当たるというのが相当であって、 労働組合法第7条第1号および第3号に該当する不当労働行為と判断されると明確に記されています。

府労委より画期的な命令 差額分を支払いなさい

しかも、F組合員に対して定年前に支給されていた資格給と住宅手当は基本給そのものとまではいえないまでも基本給に準ずるものと判断されたことや高年齢者の雇用に関する法令や諸事情を勘案し、令和3年10月分以降のF組合員の通勤手当を除く毎月の賃金は、同年9月分の賃金額に甚づき大阪府労働委員会が示した計算方法で算出される額との差額分をを支払うよう命じました。
また、ポストノーティス(誓約書の交付をするよう命令)がこの命令書には加えられています。
今後、吉田生コンクリート社は大阪府労働委員会の命令を速やかに履行することが求められています。会社側も、都道府県労働委員会の救済命令の履行義務があるのは承知しているはずです。

吉田生コンクリート社の労働組合潰し粉砕するぞ

大阪府労働委員会に不当労働行為と認定させた勝利命令が出されました。
これ以外にも吉田生コンクリート社はY組合員に対しても定年後の再雇用を拒否するなど数多くの不当労働行為を行い続けています。
吉田生コンクリート社は、関生支部の労使共闘路線の方針があったからこそ、倒産の危機から今の安定経営があることを認識しなくてはなりません。
我々は、この命令を機に吉田生コンクリート社の関生潰しを粉砕していく決意です。

連帯ユニオン人権部主催
第4回 人権問題シンポジウム 開催!

 日 時:2024年12月7日 15:00~17:00
 場 所:エルおおさか南館7階 南734
 講 師:秋田 真志弁護士
 テーマ:プレサンス元社長冤罪事件における
      権力犯罪と人質司法
       ~取り調べ可視化が浮かび上がらせた
        日本の刑事司法の闇~
 資料代:500円
 お問合せ:連帯ユニオン人権部 担当:武谷 新吾
      TEL:06-6583-5546
京都3事件無罪判決を求める署名のよびかけ
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
      署名用紙は、  ココをクリック
集約と提出:第1次集約  9月末日(10月中旬提出)
      第2次集役  10月末日(11月中旬提出)
      最終週役    11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
      東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
      フォーラム平和・人権・環境気付
      関西生コンを支援する会 ホームページ  ココをクリック
      TEL:03ー5289ー8222
      関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
MBS(毎日放送)映像’24「労組と弾圧」がギャラクシー賞奨励賞を受賞しました。
5月31日、受賞式のようす ココをクリック
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
▼Spotify ココをクリック
▼Apple ココをクリック
▼Amazon ココをクリック

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
お問い合わせはコチラ ココをクリック

 

ー 公判予定 ー

11月はありません
関西生コン事件ニュース 101(東京新聞「こちら情報部」) ココをクリック
東京新聞「こちら情報部」

保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック

関連動画 「関西生コン事件」報告集会 ココをクリック
関西生コン弾圧ニュース 102 中労委の現状に強い危機感 ココをクリック
関連記事 東京新聞こちら特報部 ココをクリック 東京新聞記事