8.6ヒロシマ暴処法弾圧 / 第2回公判前整理手続き・広島地裁
反戦反核運動潰しの「8.6ヒロシマ暴処法弾圧」で2月28日に逮捕され、その後、起訴された労働組合員5名仲間の第2回公判前整理手続きが広島地裁で開かれました。広島地裁前には、全国から51人の闘う労働者が結集し、警察・検察・裁判所を糾弾する抗議集会が広島地裁正門前で開催され、関生支部からは4名が参加しました。
「人権侵害を許さない」
広島労組交流センターの仲間が開会宣言。昨年、8月6日の広島ドーム前の反戦集会デモに参加していた5名の仲間が、不当に逮捕・起訴され、8ヵ月にもおよぶ長期勾留を強いられていることなどの経過を報告しました。また、5名の仲間は何度も保釈請求が却下されており、「接見禁止」(弁護人以外とは面会、手紙のやり取りもできない)の措置がとられていることで職場や労組の仲間とは面会も手紙のやり取りもできない状況にあること。弁護人が申し立てた「接見禁止一部解除」(一回、20分程度の家族との面会)も裁判所は2回も却下していることなどが報告されました。
「保釈却下」「接見禁止」「長期勾留」については、5名が黙秘権を行使していることが理由であり、まさに「人権侵害」「人質司法」そのものであり、恣意的拘禁、拷問禁止などの国際法に抵触する人権侵害です。先進国と言われている日本ですが、司法の警察・検察・裁判所は国際的には後進国とされており、先進国の欧米諸国では通用しません。
「広島地裁前、抗議集会」
公判前整理手続きが始まる前の広島地裁前での抗議集会では、大阪、兵庫、奈良、京都、広島、四国、九州、東京など全国労組交流センターや全学連、港合同昌一金属支部、関生支部の仲間51人超が駆けつけました。
当事者5名の仲間の労組代表者をはじめ各地の支援者らが、警察・検察・裁判所を糾弾し、長期勾留されている仲間の即時釈放を訴えました。広島地裁前を行き交う多くの外国人が、ビラを受け取っていたのが印象的でした。
「70数人の警察官が鉄製の柵を立て激励を妨害」
公判前整理手続きが始まる数分前に、5名の仲間が裁判所の正門から入場。正門前には、裁判所から依頼された広島県警の警察官70人超が陣取るという異様な雰囲気の中、5名は、一人ずつ別々の車両(5台)で裁判所に入っていきました。
警察官らは、車両の通路を確保するという名目で立ちはだかり、鉄製の柵を立てるなどして駆けつけた仲間を排除してきたのです。また、警察官が6ヵ所からビデオ撮影するなど弾圧の機会を狙っているのが明らかでした。この広島県警のやり方に、支援者らは強く抗議しました。
「次回は、11月5日」
抗議集会のまとめでは、各地の労組交流センターや労働組合、学生、支援者の代表者が裁判所に申入をしたことが報告されました。
最後に、広島労組交流センターの代表者がリードする裁判所弾劾・糾弾のシュプレヒコールを参加者全員で唱和、そして、11月5日に開かれる公判前整理手続き、もしくは三者協議に全力で結集することを確認してお開きとなりました。
反戦反核運動潰しの弾圧を粉砕し、不当に長期勾留されている仲間5名を奪還する闘いに立とう!
第4回 人権問題シンポジウム 開催!
日 時:2024年12月7日 15:00~17:00
場 所:エルおおさか南館7階 南734
講 師:秋田 真志弁護士 テーマ:プレサンス元社長冤罪事件における
権力犯罪と人質司法
~取り調べ可視化が浮かび上がらせた
日本の刑事司法の闇~
資料代:500円
お問合せ:連帯ユニオン人権部 担当:武谷 新吾
TEL:06-6583-5546
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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