関西生コン弾圧を許さない!〜大阪府警本部前元旦行動

関生弾圧から8年、重大判決続く2025年を完全勝利の年に!

450人が結集 怒りの声を上げる

7回目となった「労組つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」主催の元旦行動は、450人の仲間が大阪府警本部前に結集して怒りの声を上げました。
組合員等延べ89名が逮捕され71名が起訴された大弾圧から今年で8年目、湯川委員長に懲役10年が求刑された京都事件の判決が2月26日、ビラまき7名の無罪が確定した大津2次事件にてコンプライアンス活動で有罪となった2名の控訴審が3月4日に始まり、大阪高裁無罪判決を最高裁が差し戻した加茂生コン事件の判決が4月17日、そして湯川委員長に4年の実刑判決(前委員長は無罪)が出ている大津1次事件の控訴審も年内に判決が予想されています。今年は正念場の年、参加者一同は完全勝利をめざして共に闘うことを固く誓いあいました。

大阪教育合同・酒井さんの司会で始まった集会は、関生支部・細野書記長の指揮で大阪府警にシュプレヒコール、反弾圧実行委代表の全港湾大阪支部・小林委員長が発言、「年々仲間を増やしてこの行動を続けている意義は大きいが、裁判の取り組み等を続けていると、この国の民主主義はどうなってしまったのか、と思えてくる。状況に追いつけないところもあるが、くじけてはならない。正しいことを訴え、声を上げ続けていこう。」と問題提起しました。
続いて、関生支部・湯川委員長から「今年は重大な判決が続き、厳しい年となる。日本は人質司法。私は644日勾留されたが、『証拠』は警察にあり、『罪証隠滅のおそれ』等、あるわけがない。逮捕される1年くらい前から『警察が被害届を出すように言ってきている』と聞いていた。裁判は検察・警察のストーリーで事実と関係なく作られていく。関生支部には『反社』のレッテルが貼られているが、弾圧の目的は労働組合に結集させないこと。企業内組合ではなく、一人でも入れる産業別組合への弾圧だ。これまでの枠を超えて、組合の正当性を広めていこう。大きな国に巻き込まれるのではなく、日本がどうあるべきなのかということを訴えていきたい」と発言がありました。

京滋実行委員会の服部共同代表からは1月8日京都地裁包囲グルグルデモの呼びかけがあり、「2月26日の判決文が書かれてからでは遅い。この間、京都地裁前で抗議行動を続けてきたが、Xバンドレーダー反対や反原発等、多くの市民運動の声が上がった」との報告がありました。『関生弾圧を許さない東海の会』からは「大垣警察市民監視違憲訴訟」控訴審勝訴の原告の一人である近藤さんが発言、「証人尋問を迎える関生国賠訴訟も重要だ。警察の情報収集から弾圧が始まる。市民監視違憲訴訟の勝利はまだ第一歩。東海の会では毎年数回関生支部との交流集会を続けている。共に、ものの言える社会を築いていきたい」と述べました。兵庫の会の岡崎さんからは第5回総会の報告があり、公務員のスト権、公労協スト以降の経緯があって関生弾圧にまで至ったことが提起されました。

大阪全労協議長の南さんの指揮でシュプレヒコールを行った後、れいわ新選組共同代表の大石あき子衆議院議員が発言、「懲役10年というのは恐ろしい弾圧だが、組合と組合員一人一人がこれに負けずに闘っている。人間の可能性、美しいものを見せてもらっている。大椿議員と国会の中で映画『ここから』の上映会を行った。山本代表も泣いていた。組合を裏切らないという主人公の決意に感動した。議員という持ち場で共に闘っていく」と述べました。続いて、社民党副代表の大椿ゆう子参議院議員が発言、「この前の衆議院選挙では関生弾圧に加担してきた杉田元議員や足立元議員は立候補すらできなかった。足立議員へは挨拶に行き、議員を辞めても関生支部に謝罪すべきだと伝えた。関生弾圧を面白おかしくいうような議員ばかりではなく、私や大石さんのように憲法28条を守れという議員が国会にいなくてはならない。大椿の議席は労働組合が必要だという皆の議席だ」と決意が述べられました。

集会のハイライトとして、昨年広島弾圧・289日の勾留を打ち破って奪還された高槻医療福祉労働組合の冨山さんが発言、「私たちに適用された暴処法は治安維持法と一緒に作られた法律、弾圧の目的は明らかだ。私は触れてもいないし、現場の責任者でもない。200人の右翼の乱入に立ちふさがっただけ。戦争のための労組弾圧、全ては関生弾圧から始まっている。まだ私の裁判は始まってもいない中、昨年保釈されることができたのは全国の支援のお陰、12月には関生支部のマイクロバスを先頭に広島地裁に大挙して支援が駆けつけてくれた」と報告がありました。

「法円坂55」の歌と演奏、事業所閉鎖と闘うケアワーカーズユニオン山紀会支部の報告、市民団体を代表して「老朽原発を許さない若狭の会」の発言、最後に、連帯議員ネットで豊中市議、北大阪合同委員長の木村真さんが発言、「ダイハツで障害者雇用の争議の宣伝をしていると、労働者からの通報が相次いでくる。ダイハツにも労組があるが機能していないという。原発の問題でも関電にも労組があるのに取り組めていない。闘う労働組合が必要とされている」とまとめ、この日の行動を終えました。

【報告/愛知連帯ユニオン】
加茂生コン事件差し戻し審 無罪判決をを求める署名のよびかけ
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。
京都事件については団体署名でしたが、加茂生コン事件については各地の要望をふまえて個人と団体の2種類の署名活動に取り組むことになりました。
「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック  個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約  1月末日
      第2次集役    2月末日
      最終週役      3月末日

送 り 先:〒101ー0062
      東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
      フォーラム平和・人権・環境気付
      関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
      TEL:03ー5289ー8222
関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者
【竹信三恵子のホントの話】

デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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▼Amazon ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー

2025年1月はありません
関西生コン事件ニュース 109(加茂生コン事件、判決は来年4/17 12/19大阪高裁差し戻し審が即日結審) ココをクリック
関西生コン事件ニュース 101(東京新聞「こちら情報部」) ココをクリック
東京新聞「こちら情報部」

保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック

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