大阪広域協(木村貴洋理事長)、和歌山広域協組(丸山克也氏理事長)と在特会関係・差別排外主義集団との親密関係

 現在、大阪広域生コンクリート協同組合(以下「大阪広域協組」)と同様、和歌山県広域生コンクリート協同組合(以下「和歌山広域協組」)理事長、丸山克也氏の在特会関係者や差別排外主義集団との親密関係、暴力的な振る舞いなどが大きな注目を集めています。
 いま大阪の生コン業界に同様に和歌山の生コン業界も異常な状態に陥っています。(本サイトニュース「大阪広域生コン協組と差別排外者グループの卑劣な組合攻撃を糾弾」参照)

安定基調の和歌山の生コン業界に混乱を持ち込み、工業組合理事長を解任

 そもそも和歌山広域協組の丸山克也理事長とはどういった人物なのでしょうか。
 丸山克也理事長は、生コン製造会社の吉井コンクリート産業株式会社(和歌山県日高郡日高町)や生コンクリート販売等の株式会社セイシン商事(和歌山県和歌山市)、そして港湾工事及び土木工事の施工などを行う株式会社南洋開発(和歌山県日高郡由良町)や株式会社明生工業(和歌山県御坊市)などの企業群「南洋開発グループ」の会長に就任する人物です。また、昨年11月まで和歌山県生コンクリート工業組合(以下「和歌山生コン工組」)の理事長なども努めていた人物です。
 しかし、和歌山生コン工組の理事長職については昨年11月に解任されています。
 その解任については、生コン業界の技術の向上と品質管理、品質向上をはかり、業界の健全な発展を推進すべき工業組合の理事長という立場でありながら、新たに和歌山広域協組を設立し、生コンの安売りを推進し、また、協同組合未加入の生コン工場に対し安売りや越境販売を奨励するなど、安定基調の和歌山の生コン業界を過当競争の方向へと導いたことが理由でした。
 丸山克也理事長は元暴力団員とともに、和歌山広域協組の事務所に陣取っています。また、和歌山広域協組は会議すらまともに開かれていない名ばかりの協同組合です。
現在、この和歌山広域協組は、大阪広域協組との連携で息を吹き返そうと懸命になっています。しかし、形だけの協同組合という状態は不変のまま変わりありません。

和歌山の豊かな海を汚染。廃棄物処理法違反等の犯罪行為なども浮き彫りに

 昨年9月、丸山克也氏が会長にしている南洋開発グループの株式会社明生工業が和歌山県由良港で、和歌山県日高振興局管理保全課発注の工事現場(由良漁港港湾施設整備工事)で生コンクリート打設工事を行った後、生コンクリートが付着した工事用重機のパワーショベルのバケット部を海で洗浄したことが発覚しました。これは海洋を汚染するものであり、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第16条(投棄禁止)に抵触する廃棄物処理法違反にある行為です。
 この事件につては、和歌山県日高振興局管理保全課が株式会社明生工業に対し指導を行いました。
 そして、丸山克也氏は過去、南洋開発グループの一員で、自身が代表取締役を務める株式会社南洋開発が起こした関空工事残土搬入強要未遂事件で逮捕されており、また、同社の技術者の雇用偽装 建設業法違反容疑などでも起訴されています。
 本年3月11日、神戸で、丸山克也氏の和歌山広域協組と大阪広域協組との連合会設立決起集会が行われる見込みです。
 その集会にする参加者は、そういった歌山広域協組や大阪広域協組の実情や丸山克也氏の実態などを承知しているのでしょうか。また、承知のうえで参加するのであればその思惑はどういったものなのでしょうか。当然その社会的責任が問われることになります。