元代表理事による私文書偽造疑惑が浮上!!
現在、一般社団法人大阪兵庫生コン経営者会(以下「経営者会」)の元代表理事(以下「会長」)の藤中昌則氏による私文書偽造疑惑が浮上しています。
この問題は、経営者会の元会長であった藤中氏が、既に経営社会の会長職を辞任していたにもかかわらず、作成日付を1月5日に遡らせた大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)の木村貴洋理事長宛の書面を勝手に作成したことが発端です。同書面には、経営者会は昨年12月12日からの関西地区生コン支部などが取り組んだ生コン輸送やバラセメント輸送の運賃引き上げを求める行動には賛同していない、というような趣旨の内容が書かれていました。
1月18日、藤中元会長は、現在の経営者会会長に対し(作成日付を1月5日に遡らせた)同書面に経営社会の印を押印するよう求めましたが、現在の経営者会会長はそれに応じられないと答えていました。
しかし1月19日、なぜか大阪広域協組のホームページにその書面が公開されてたのです。
このような藤中元会長や大阪広域生コンクリート協同組合の行動は、昨年12月13日に経営者会と関西地区生コン支部とが交わした生コン輸送やバラセメント輸送運賃の引き上げ、大阪広域生コンクリート協同組合の不平等なシェアあり方等の是正などを求める協定を無力化し、経営者会の組織をも弱体化させるものと言わざるを得ません。
大阪広域生コンクリート協同組合が藤中前会長に圧力をかけていたという疑いも浮上?
藤中元会長が経営者会の会長職を辞任し、同氏の関係会社が同会を脱会するまでの間、同氏が代表取締役社長を努める生コン販売会社に対しては取引の無期限停止や報奨金支の払い見合わ等の大阪広域協組からの圧力がかかっていました。しかし、藤中元会長が経営者会の会長職を辞任し、同氏の関係会社が同会を脱会した途端、大阪広域協組は、「労組との決別の形」と評価して藤中元会長の生コン販売会社につていの取引継続を決議していたのです。
このように藤中元会長の経営者会会長辞任や同氏の関係会社の経営者会脱会、そして、大阪広域協組のホームページでの同氏による偽造疑いの書面の公開などの一連の動きについては、藤中元会長に対し大阪広域協組から取引上の圧力がかかる中で起こった出来事だったのです。
なお、経営者会は、今回事件の藤中前会長の行為については私文書偽造(刑法159条1項)にあたるとも考えており、今後、藤中元会長などに対し厳正に対処していく考えです。