「8.6ヒロシマ暴処法弾圧」第2回公判 広島地裁
反戦反核運動潰しの「8.6ヒロシマ暴処法弾圧」で2024年2月28日に逮捕され、起訴された労働組合員5名の仲間の第2回公判が1月29日、広島地裁で開かれました。広島地裁前には全国から54人の闘う労働者・市民が裁判傍聴支援に駆けつけました。
「検察側の証人尋問」
昨年、8月6日の広島ドーム前の反戦集会デモに参加していた5名の仲間が、不当に逮捕・起訴され、9ヵ月以上にもおよぶ長期勾留を強いられ、昨年12月に保釈されました。
本日の第2回公判は、証拠調べ(人証)で、検察側証人(広島市職員)尋問でした。検察官の主尋問と弁護人の反対尋問で3時間にわたる証拠調べとなりました。
また、弁護団から裁判所の訴訟指揮(裁判所の内外に、警察官や機動隊の配備)について変更を求めましたが、裁判官はこれを却下しました。
「5名の仲間の保釈指定条件が解除された」
公判終了後の報告集会では、弁護団の森川弁護士が本日の公判を解説して報告。そして、被告人とされている5名の仲間の保釈指定条件(接触禁止)が解除されたことを報告しました。弁護団の奮闘に、駆けつけた仲間からは称賛の声が上がりました。
最後に、8.6ヒロシマ大行動実行委員会の宮原事務局長がリードするシュプレヒコールを54人の仲間が裁判所に向けて怒りのコール。「反戦反核運動潰しを許さない!」「裁判所は公訴を棄却しろ!」などのコールが裁判所周辺に響き渡りました。
「次回、第3回公判は2月4日」
第3回公判は2月4日、14時開廷です。次回も証拠調べ(人証)で、検察側証人(警察官)の主尋問と反対尋問です。多くの仲間の結集を呼びかけます。
反戦反核運動潰しの弾圧粉砕!5名の仲間の完全無罪を勝ち取る行動に立とう!
増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに
現代を取り巻く重要な社会問題を考える5作品と「戦後80年企画」の3作品が発表されました。関連記事:ココをクリック
『TBSドキュメンタリー映画祭2025』予告編一覧 ココをクリック
そのなかで、伊佐治整ディレクター『労組と弾圧』が上映されることが決定しました。
『労組と弾圧』

『TBSドキュメンタリー映画祭2025』開催概要
大 阪:テアトル梅田:3月28日(金)~ 4月10日(木)
京 都:アップリンク京都:3月28日(金)~ 4月10日(木)
名古屋:センチュリーシネマ:3月28日(金)~ 4月10日(木)
東 京:ヒューマントラストシネマ渋谷:3月14日(金)~ 4月3日(木)
福 岡:キノシネマ天神:3月28日(金)~ 4月10日(木)
札 幌:シアターキノ:4月開催
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。

「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック 個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 1月末日
第2次集役 2月末日
最終週役 3月末日
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
【竹信三恵子のホントの話】

動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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▼Apple ココをクリック
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映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
2月26日 京都3事件(判決) 京都地裁 |
10:30~ |
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