「生きるために団結しよう!社会を変えよう!」改憲・戦争阻止!大行進・関西「関西統一街宣」

改憲・戦争阻止!大行進・関西が主催する「関西統一街宣」が4月10日、京橋駅前に13人の仲間が結集して「生きるために団結しよう!社会を変えよう!」を掲げて、街頭宣伝活動を展開しました。

「維新による大企業のための『成長戦略』政策を許さない」

関西労組交流センターの仲間は、「大阪府は4月7日、『医療緊急事態宣言』を発した。4月8日の大阪府の新規感染者数は905人という過去最悪に達した。吉村・松井の大阪維新の会はこの1年間、コロナ対策に総力をあげることなく、大阪都構想・道州制の実現に奔走していた。住民投票で都構想は否決されたのに、『広域行政一元化条例』を市議会・府議会で可決し、今年の秋には『大阪都市計画局』や『万博推進局』を新設することを決定するなど、大企業の利益のための成長戦略を求め、医療をはじめとする社会の共有財産を金儲けのために民営化してきた責任を取らさなければならない」と訴えました。

「まっとうな労働組合や闘う労働組合に加入して行動しよう」

関西地区生コン支部の仲間は「菅政権が目玉としている『デジタル関連法案』は、監視社会・警察国家と、個人情報を大企業の金儲けのために利用するという狙いがある。絶対に阻止しなけらばならない。さらに菅政権は、『健康保険等改正案』と『医療法等改正案』の成立を今国会で狙っている。この改正案は、医療制度を大きく揺るがし、国民の命と健康を危険にさらすものだ。新型コロナウイルス対策に逆行する法案を阻止する行動を展開しよう。そのためには、まっとうな労働組合や闘う労働組合に加入して、団結と行動で社会を変えよう」と呼びかけました。

「ストライキで闘う労働運動で、社会を変えよう」

医療関連労働組合の仲間は、「新自由主義政策のなか、民営化や営利追及が進められ、新型コロナウイルスの感染拡大により、あらゆる矛盾が集中する医療現場からは、怒りの行動が始まっている。3月8日、大阪の高槻医療福祉労働組合のストライキに続き、3月11日には、北海道の勤医協労組がストライキに入った。医療福祉をはじめとする社会に不可欠な仕事にもかかわらず、低賃金と劣悪な労働条件を強いられてきた労働者が、続々と労働組合に結集し、ストライキで闘おうとしている。労働組合で闘い、闘う労働組合をよみがえらせ、社会を変えよう」と呼びかけました。

「大学の不当処分を撤回させ、学生自治の確立をめざす」

学生からは、「実体経済に伴っていない株価の上昇で富裕層の利益は増大しているが、民衆は貧困から抜け出せない現象が続いているのは、資本主義経済の最たるものだ。大学の不当な処分を撤回させ、学生自治の確立をめざして、労働組合、労働者と連帯する闘いに支援を呼びかける」と訴えがありました。

「継続した行動で、菅・維新を打倒しよう」

約1時間の行動では、わざわざビラを取りに来たり、激励の言葉をかける市民がおられるなど、京橋駅前を通行する人たちに、多いにアピールすることができました。ビラは200枚超を受け取ってもらい、署名は12筆を獲得するという成果をあげました。
大企業優位政策で労働者や中小零細事業者に犠牲を強い、改憲と戦争への道を突き進む「菅政権」「維新の会」打倒をめざして継続した行動を展開しましょう。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

ハーバービジネスオンライン
「関生事件」が揺るがす労働基本権
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関西生コン事件ニュースNo.52  ココをクリック

日刊深夜快速Vol.3551/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・前編~ ココをクリック

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挑戦を受ける労働基本権保障――一審判決(大阪・京都)にみる産業別労働運動の無知・無理解 (検証・関西生コン事件1)(日本語) 単行本 – 2021/4/20

業者団体と警察・検察が一体となった組合弾圧=「関西生コン事件」がはじまって4年。
労働法研究者、自治体議員、弁護士の抗議声明が出され、労働委員会があいついで組合勝利の救済命令を下す一方、裁判所は産業別労働組合への無知・無理解から不当判決を出している。
あらためて「関西生コン事件」の本質、不当判決の問題点を明らかにする!
連帯ユニオン(著)、小谷野 毅(著)、熊沢 誠(著)、& 2 その他
発行・旬報社、定価800円+税

「関西生コン事件」がはじまってから4年目となります。
関生支部(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)を標的として、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)が日々雇用組合員の就労拒否(400人以上)、正社員組合員の解雇、業界あげての団交拒否を開始したのが2018年1月。このあからさまな不当労働行為の尻馬に乗って、滋賀県警が半年後の2017年7~8月にかけて組合員と生コン業者ら10人を恐喝未遂容疑で逮捕しました。その後、大阪、京都、和歌山の三府県警が、2019年11月にかけて、じつに11の刑事事件を仕立てあげ、のべ89人もの組合員と事業者を逮捕。数え上げるとじつに計18回も逮捕劇がくりかえされ、のべ71人が起訴される事態に発展しました。いずれも、ストライキやビラまき、建設現場の法令違反を調査、申告するなどして公正な取引環境を実現するためのコンプライアンス活動、破産・倒産に対して雇用確保を求める工場占拠闘争など、あたりまえの労働組合活動が、恐喝未遂、恐喝、強要未遂、威力業務妨害といった刑事事件とされたものです。
業者団体と警察・検察が表裏一体となった組合弾圧、それが「関西生コン事件」です。
これに対し、歴代の労働法学会代表理事経験者を多数ふくむ78人の労働法学者が2019年12月、憲法28条の労働基本権保障や労働組合法の刑事免責を蹂躙する警察・検察、そしてそれを追認する裁判所を批判して「組合活動に対する信じがたい刑事弾圧を見過ごすことはできない」とする声明を公表しました。全国各地の120人超の自治体議員の抗議声明、弁護士130人の抗議声明なども出されます。また、自治労、日教組などの労働組合や市民団体がつくる平和フォーラムが母体となって「関西生コンを支援する会」が結成されたのをはじめ、各地で支援組織が2019~20年にかけてあいつぎ結成されます。「関西生コン事件」は関生支部だけの問題ではない、労働組合の権利そのものを脅かす事態だという認識が広がっています。
さらに、冒頭に述べた一連の解雇、就労拒否、団交拒否に対抗すべく関生支部が申し立てた20件近い不当労働行為事件において、大阪府労働委員会が2019年秋以降、あいつぎ組合勝利の救済命令を下しています。その数は命令・決定12件のうち10件(2021年4月現在。大半が中央労働委員会に再審査事件として係属)。団結権侵害を主導した大阪広域協組の責任が明確になってきました。
一方、11件の刑事事件はその後、各事件の分離、併合の結果、大阪、京都、和歌山、大津の四地裁において8つの裁判に整理され、審理がすすめられ、現在までに、大阪ストライキ二次事件(2020年10月)、加茂生コン第一事件(同年12月)、大阪ストライキ一次事件(2021年3月)の3つの一審判決が出されています。
これら判決は、労働委員会事件で出された勝利命令とは対照的に、いずれも労働組合運動に対する浅薄な理解と認識をもとに、大阪広域協組の約束違反や企業の不当労働行為を免罪する一方で、産業別労働組合としての関生支部の正当な活動を敵視するものとなっています。
そこで、この機会に、あらためて「関西生コン事件」とはなにか、また、これら不当判決の問題点はなにかを、労働組合運動にたずさわる活動家のみなさまをはじめ、弁護士、研究者、ジャーナリストのみなさまに一緒に考えていただくために、裁判や労働委員会に提出された研究者の鑑定意見書などを収録した『検証・「関西生コン事件」』を随時発刊することにしました。
控訴審において無罪判決を勝ち取るために努力するのはもちろんのことですが、不当判決を反面教師として、先達が築いてきた労働運動の諸権利を学び直し、新たな運動を創造していくことが私たちに求められていると考えます。本書がその手がかりとして活用されることを願ってやみません。
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なぜ、いま戦後最大規模の刑事弾圧が労働組合に加えられているのか!?
641日勾留された武委員長が語る

「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一

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