本社前宣伝活動 / 関西ゼネラル支部・ワールドリンク闘争
連帯ユニオン関西ゼネラル支部は4月30日、「ワールドリンク社の不当労働行為糾弾!組合員の解雇撤回!」を掲げた宣伝行動を大阪市中央区高麗橋のワールドリンク本社前で展開しました。
「労組法違反のワールドリンク社糾弾」
ワールドリンク社が入居するアバンダン釣鐘前の歩行者道路では、関生支部組合員が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、ワールドリンク社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され救済命令が出されたこと、組合員の不当な解雇を撤回せよなどを訴えました。武谷副委員長が横断幕を掲げ、通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。
「会社員から激励の声が」
関西ゼネラル支部・機関紙部が作成した「ワールドリンク闘争ニュース」は、アバンダン釣鐘前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ビラを受け取った女性や男性の会社員から「労働組合さん、頑張ってください!」「お疲れさま!」などの激励があったのが印象的でした。午前9時ころから約1時間の行動でしたが、関西ゼネラル支部の訴えに、中央区高麗橋周辺を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、32枚の配布でした。引き続き、街頭宣伝活動を展開します。
㈱ワールドリンクは、大阪市中央区高麗橋にあり、病院などに医療用品を納入したり、イベントの際にバスの送迎を行っている会社。会社は、2023年10月26日付けで、同社に勤務していたAさんを解雇しました。
会社は、Aさんを解雇する以前から、労働組合を敵視し、団体交渉拒否や組合員への嫌がらせを繰り返してきました。「労働委員会が不当労働行為を認定した」
大阪府労働委員会に救済申立した事件では、関西ゼネラル支部の主張が認められ、労働委員会はワールドリンク社の行為を不当労働行為と認定し、救済命令を出しました。
「解雇撤回、闘争勝利するまで闘う」
現在、大阪地裁で地位確認を求めて争っています。法廷闘争とあわせて現場行動を展開します。皆さんのご支援とご協力をお願いします。

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増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
5月22日 大津1次事件控訴審 大阪高裁 | 14:30~ |
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6月 9日 大津2次事件(判決) 大阪高裁 | 14:30~ |