関生支部への刑事弾圧をめぐる「恐喝未遂事件、威力業務妨害事件」の組合役員の勾留理由開示公判が3月6日、大津地裁で開かれました。

確たる理由がない勾留

公判は冒頭に、裁判官による勾留が必要な理由が述べられました。裁判官が述べるおざなりな理由に対して弁護人は具体的な理由を述べて、「罪証隠滅の恐れも逃亡の恐れもないことは明白」と厳しく追及。弁護人の的確な指摘と追及に裁判官は、まともに答えられないからか、苦笑する一面を見せていました。
また、裁判官の釈明に対して弁護人は、「まともに資料を読んでいるとは思えない。勾留という人権侵害にさらされている組合役員に真摯に向き合っているとは思えない。これでは、自動勾留決定機関だ」「デタラメな検察官の主張を認める裁判官の判断も、またデタラメだ。現在の検察庁と裁判所は、人権保障機能が人権侵害機関に化したと言う他ない」と裁判官を強く非難しました。

まともに向き合おうとしない裁判官

意見陳述では、組合役員が支援傍聴に駆けつけた仲間に感謝を述べたあと、「逃亡・罪証隠滅の恐れはないことは明らか。どうやって逃亡できるのか?答えて下さい」と裁判官に求めましたが裁判官は「今は意見陳述です」とまともに向き合おうとしない態度をとっていました。
また、組合役員は「接見一部解除の文書について、大阪の裁判所では許可を得ているものが、大津地裁で却下される。文書は一言一句同じ内容なのに、全く理解できない。裁判所自体が信用できない」と強く抗議しました。

以上のように、不当逮捕・不当勾留されている組合役員は、おかれた場所でしっかり闘っています。
滋賀県の警察・検察・裁判所の人権侵害に対して、私たちは強く抗議します。関生支部の組合員には、家族を含めた団結強化と、滋賀の裁判所の不当な行為を暴露するために街頭に出て広報しましょう。
支援していただいている労組や市民団体の仲間のみなさんには、この異常極まりない県警・検察・裁判所の実態を暴露・広報する行動を展開することをお願いします。

滋賀 湖東協事件(恐喝未遂事件)
第15回 公判
日時:2019年3月28日 13:10~17:00
第16回 公判
日時:2019年5月8日 10:00~17:00
第17回 公判
日時:2019年5月9日 10:00~17:00
場所:大津地方裁判所

大阪 威力業務妨害事件
第2回 公判
日時:2019年5月15日 10:00~
場所:大阪地方裁判所 大法廷 201
滋賀 大津協事件(威力業務妨害)
第2回 公判

日時:2019年4月2日 11:00~
場所:大津地方裁判所

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
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署名のお願い
滋賀県警本部長あて〈団体署名〉PDF
大津地方裁判所長あて〈団体署名〉PDF
大津地方裁判所長あて〈個人署名〉PDF
◆署名の理由PDF
大阪府警本部長あて〈団体署名〉PDF
大阪地方裁判所長あて〈団体署名〉PDF
大阪地方裁判所長あて〈個人署名〉PDF
◆署名の理由PDF
※PDFのところをクリックしていただき署名用紙をダウンロードしてください。
●署名の集約
第1次集約 3月末日(4月中旬提出)
第2次集約 4月末日(5月中旬提出)
第3次集約 5月末日(6月中旬提出)
●署名の送り先
〒111-0051
東京都台東区蔵前3-6-7 蔵前イセキビル4F
全日本建設運輸連帯労働組合中央本部
●電話番号:03-5820-0868

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連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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