コロナウイルス差別を許してはいけない

新型コロナウイルスの感染が拡大するさなか、移民や民族的マイノリティーへの排外主義的な言動や社会的に弱い立場の人々への差別が、世界各地で頻繁しています。

「差別や排外主義的な言動は許されない」

日本では政治家が「武漢ウイルス」という言葉を使うなど差別が起きていることに対して、移住者の支援を行う団体「移住者と連帯する全国ネットワーク(東京)」が声明を発表(「新型コロナウィルス流行にともなう緊急アピール」3月18日付)。政府や自治体に「流行と結びついた差別や排外主義的な言動は許されないという明確な姿勢を示すこと」「移民・民族的マイノリティの人権保障および脆弱な位置におかれた人々を保護すること」などを求めています。
これは人権の観点で問題なだけではないのです。マイノリティーを共同体や医療から排除することは、結果的に感染が拡大する原因となります。

「台湾の大学教員5名の共同声明」

台湾では、東南アジア(インドネシア、ベトナム、フィリピン)から移住した女性労働者が、介護や医療などケア労働を支えています。仕事上感染のリスクは高く、実際に感染者が出ています。深刻なのは、雇用主の元を逃れて非正規の滞在資格で働く労働者が「医療サービスや感染対策から取り残されている」状況です。
台湾の研究者たちは「移住労働者の権利と感染症対策をめぐる」声明で、「『失踪』状態にある移住労働者が体調不良の時に身を隠すのではなく病院に行けるようになれば、大規模な感染拡大を避けることができる」と訴えています。

「歴史的な差別を繰り返すな」

歴史的に、感染症という目に見えない脅威を、特定の民族や社会的弱者と結びつける差別が繰り返されてきました。
コロナウイルス感染が世界に広がっているときこそ私たちは、差別・排外主義的な言動を許していけないのです。

※ 巣内尚子さん(ジャーナリスト)「『移民への差別・排外主義に懸念、新型コロナウイルス流行で』市民や研究者が声を上げる、排除ではなく連帯を(3月20日付)」でより詳細に記載されています。

労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会からのお知らせ
皆様に報告です。
毎週土曜日の13時30 分から開催していました「大阪府警に対する関西生コン不当捜査・捜索・逮捕・拘留糾弾抗議行動」は、新型コロナウイルス感染症が拡大傾向の状況を鑑みて、支援参加者の健康と新型コロナウイルスの早期収束を迎える事を考え、当面の間、中止と致します。さまざまな批判や想いもあるとは思いますが、ご理解の程よろしくお願い致します。
なお、皆様の健康をお祈りすると共に今後も変わらぬ、ご支援よろしくお願い致します。最後に、この報告の拡散と周りの仲間の方々への伝達をお願い致します。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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労働組合やめろって警察にいわれたんだけどそれってどうなの(憲法28条があるのに…) 単行本 – 2020/3/6
連帯ユニオン、葛西 映子、北 建一、小谷野 毅、宮里 邦雄、熊沢 誠、海渡 雄一、鎌田 慧、竹信 三恵子(著)

内容紹介
戦後最大の「労組壊滅作戦」が進行。
警察・検察・裁判所による弾圧。
権力と一体となった業界あげての不当労働行為。
関西生コン事件の本質を明らかにする!
ストライキやコンプライアンス活動を「威力業務妨害」「恐喝未遂」として89人逮捕、71人を起訴。
委員長と副委員長の拘留期間は1年5か月超。
取り調べで「組合をやめろ」と迫る警察。
家族に「組合をやめるよう説得しろ」と電話をかける検察。
組合活動の禁止を「保釈許可条件」とする裁判所。
いったい誰が、なんのために仕掛けているのか「?関西生コン事件」の真相。お問い合わせは、連帯ユニオンまで TEL:06(6583)5546 FAX:06(6582)6547
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