「関西労働者安全センター」「アスベスト訴訟弁護団」と連携して行動を展開しよう

大阪府内の近畿日本鉄道(近鉄)の高架下で、うどん店を営んでいた女性(当時89)が6月、中皮腫で亡くなりました。
死亡した原因は店舗の壁に吹き付けられていたアスベスト(石綿)を吸ったことだとして、遺族が近鉄などに約3600万円の損害賠償を申し入れました。

「青石綿がむき出し」

うどん店を経営していた女性の遺族や、アスベスト(石綿)を吸ったことが原因による中皮腫で亡くなった遺族を支援する「関西労働者安全センター」(大阪市)によると、中皮腫で亡くなった女性は1970年~2015年、高架下の貸店舗でうどん店を経営していましたが、「悪性中皮腫」と2019年12月に診断され、今年の6月に亡くなりました。
高架下の貸店舗は2階建てで、倉庫や休憩場所として使われていた2階の壁に、「毒性が強いとされる『青石綿がむき出し』」の状態で吹き付けられていたといいます。
亡くなった女性の長男(62)は「母は20年ほど経って急に発症した。怖いと思った。自分も計11、12年店で働いていたのでいつか発症するのではないかという不安がある」と話しました。

「悪性中皮腫で2人が亡くなっている」

この高架下では他に2人が中皮腫で亡くなっています。この高架下には以前は約40の貸店舗があり、2004年に文具店の男性店主(当時70)、2015年に喫茶店の男性店長(当時66)が「悪性中皮腫」で亡くなっており、文具店店主の遺族が起こした損害賠償請求訴訟では大阪高裁が2014年に近鉄の責任を認め、約6千万円の賠償を命じました。

「高架下の安全な環境整備が急務」

近鉄によると、2005年~2006年に高架下のアスベスト(石綿)を除去するなどし、2017年に貸店舗の一部を解体したとのこと。近鉄の担当者は「心から哀悼の意を表します。ご遺族からの申し出については話し合いたい」と話しています。
近鉄は、遺族との話し合いで早期に解決することと並行して、高架下のアスベスト(石綿)除去の点検や再調査をおこない、その結果を公表するなど、高架下の安全な環境整備に向けた施策を講じることが急務です。

「具体的な行動を展開しよう」

アスベスト(石綿)を吸ったことが原因で亡くなったり、被害を受けた人たちを救済するための支援と行動が、私たち労働組合に求められています。
アスベスト(石綿)を吸ってから数十年経って発症する中皮腫。今回の高架下の店舗の方たちのみならず、建設現場や解体現場、港湾労働などでアスベストの被害を受けている労働者を救済する運動を展開することが重要です。
「関西労働者安全センター」や「アスベスト訴訟弁護団」などと連携した取り組みを強化して、アスベスト(石綿)被害者の救済をめざして具体的な行動を展開しましょう。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 

PDF

デモクラシータイムス
【竹信三恵子の信じられないホントの話】
ヘイトの後に警察が来た~関西生コン事件
←ココをクリック
関西生コン事件ニュースNo.46  ココをクリック
「関西生コン事件」国家賠償請求訴訟 関連記事
OURPLANET(動画)「労働組合の自由を奪われた」関西生コン労組が国賠訴訟←ココをクリック
IWJ 国家賠償請求提訴についての記者会見 2020.3.17←ココをクリック
関西生コン労組、違法捜査と国など提訴 執行委員長ら恐喝容疑巡り「長期勾留は恣意的」 2020年3月17日 20:42 京都新聞←ココをクリック

大阪府労委で組合側の完全勝利命令!←藤原生コン運送不当労働行為事件

またもや、組合側勝利命令!←吉田生コン地位保全等仮処分申立事件

吉田生コン分会1名が職場復帰を果たす!PDF

なぜ、いま戦後最大規模の刑事弾圧が労働組合に加えられているのか!?
641日勾留された武委員長が語る

「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が12月10日発刊される。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
「労働組合は賃上げ要求だけしていればよい」といった声が聞こえてきます。しかし、一部の企業が賃上げを果たしても、業界全体が潤わなければ、生コン産業の未来はありません。
そのために私たちは産業別労組という枠組みで、常に広い視野を持って闘っているのです。誰かを犠牲にすることで生存が許される社会などごめんです。労働者も、中小企業もともに発展していきたい。生き続けたい。生コン業界で働くすべての人が、人間らしく生きることのできる社会、希望を持つことのできる社会、それこそが私たちの到達目標です。(本文より)
amazonでも購入できます。ココをクリック