セクハラ・パワハラ解雇をぶっとばせ!集会〈第3弾〉
「イスラエルとアメリカ帝国主義はパレスチナ人民の虐殺を今すぐやめろ!」を掲げた「セクハラ・パワハラ解雇をぶっとばせ!集会・第3弾」(主催、婦人民主クラブ全国協議会・関西労働組合交流センター)が12月3日、PLP会館大ホールで開催され、100人の闘う労働者が結集しました。
「女性が戦争に反対する行動に立とう!」
司会の関西合同労組・女性執行委員が開会宣言。「世界戦争を終わらせるか、核戦争に突入するかが私たちに問われている。職場では、セクハラ・パワハラは労組に加入して声をあげなければ無くならない。女性が戦争に反対する行動に立とう!」と挨拶しました。
「共に行動し、デモ・ストライキに立ち上がろう!」
豊中市職・深町さんの基調報告。深町さんは「❶圧倒的な女性の戦争反対の隊列を作りだそう。❷戦争で殺されることも、職場で殺されることも許さない。❸セクハラ・パワハラで労働者を分断支配。❹異次元の少子化対策。❺労組破壊、民営化。❻性産業・性の商品化」などを詳細にわたり提起しました。
最後に、深町さんは「この腐りきった社会を根底からひっくり返し、労働者が自分らしく生きられる社会をつくろう!共に行動し、デモ・ストライキに立ち上がろう!」と行動を提起しました。
「労働現場の闘争報告と闘争方針」
特別報告では、奈良市従書記・吉谷宏子さんが、解雇撤回の勝利報告と除名撤回裁判の新たな闘いを提起しました。
ニッセイ、パワハラ解雇との闘いでは、代表者から「関西の仲間の支援行動に感謝する」ことが述べられたあと、労働委員会闘争、社前抗議行動などが報告されました。
「セクハラ・パワハラを許さない闘いに女性が先頭に立とう!」
集会に参加した仲間からの発言。関生支部・高槻生コン分会の女性組合員は、日頃の闘争支援に感謝を述べたあと、保育士の解雇撤回を勝ち取ったこと、自衛隊のセクハラ蔓延の実態に触れました。そして、自身がいじめられた経験、関生支部に加入して会社と闘ったこと、刑事弾圧で3ヶ月勾留されたが関生の仲間の連日の支援街宣で頑張れたことなどを話し、「高槻生コン闘争を勝利するまで闘う」と決意を表明しました。
日教組奈良市の代表者は「パワハラと闘い、岸田の戦争阻止の闘いに立つ」と行動提起。
全学連の女性の仲間は、パレスチナ人民の虐殺を厳しく弾劾しました。そして、大学の学生自治の闘いが佳境に入っているとの報告がされました。
婦人民主クラブ全国協・関西ブロックの山本さんは、韓国の法廷が慰安婦への賠償を命令した。従軍慰安婦は犯罪である。自衛隊に蔓延しているセクハラは、自衛隊が軍隊に変貌している証左であり、これを許さない闘いに立つことが必要だ、と提起しました。
「労働者の分断・抑圧を許さず、戦争をとめる闘いに立ち、資本主義を終わらせよう!」
関西労組交流センター・女性部の野田さんが集会のまとめ。野田さんは「セクハラ・パワハラ解雇をぶっとばせ!集会は3回目を数える。セクハラ・パワハラは、加害者だけではなく、その背景をつかんで闘うことが確認された。子どもたちにも影響を及ぼすセクハラ・パワハラ闘争を労組の団結で闘おう!そして、労働者の分断・抑圧を許さず、戦争をとめる闘いに立ち、資本主義を終わらせよう!」と行動を提起。続いて、野田さんのリードで「団結頑張ろう!」を参加者全員が唱和して、デモ行進に挑みました。
「繁華街の市民らに注目を浴びたデモ行進!」
デモ行進は、PLP会館前を出発し、東梅田OSビルまでのコースです。旗や幟がはためき、太鼓の軽快なリズムと元気いいデモコールの100人超のデモ隊は、繁華街を行き交う市民らに注目を浴びました。
開催地点で集約集会を開催してデモ行進を終えました。
労働組合の団結と行動で、セクハラ・パワハラ解雇をぶっとばし、戦争をとめましょう!
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
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検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性
A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。
[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)
割引価格あり。
お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで