動労西日本、JR西日本本社前抗議行動

動労西日本は10月26日、JR西日本本社前抗議行動を展開、当該の組合員に加えて多くの闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「団結と行動で組合つぶしを粉砕する」

JR西日本本社に向けて、参加者全員のシュプレヒコールのあと、動労西日本の大江委員長から基調が提起されました。大江委員長は、「コロナを理由としたJR西日本の合理化を許さない。組合員の一時帰休は不当労働行為だ。団結と行動でJR西日本本社の労働組合つぶしを粉砕する」と行動を提起しました。

 

 

「11.7全国労働者総決起集会に結集を」

当該の組合員からは「佐世保闘争に起ち上がった。JR貨物による戦車など軍事輸送を担っている。JRは戦争準備に手を貸すな。労働条件の改悪が伴う『駅無人化』を通告のみで実施することは認められない。大赤字を理由として労働者に犠牲を転嫁することは許されない。組合員の過労自殺は、過重労働に原因がある。JR西日本メンテックは責任を取れ」などの訴えがありました。
最後に、12月11日の過労死労働委員会闘争報告集会への結集と、11.7全国労働者総決起集会への結集が呼びかけられました。

「動労西日本の闘いを支持し、共に闘うこと決意する」

本日の抗議行動に駆けつけた、関西地区生コン支部の仲間、奈良・不当解雇撤回を闘っている女性の仲間、婦人民主クラブの仲間から、「動労西日本の闘いを支持し、共に闘うことを決意する」などの発言がありました。
最後に、再びJR西日本本社に向けて、参加者全員のシュプレヒコールでお開きとなりました。
12時から13時までの約1時間の行動でしたが、大阪市北区芝田のオフィス街で旗や幟を掲げた抗議行動に、道行く会社員や市民、道路を通行するドライバーらに多いにアピールできた行動になりました。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011‐2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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