ナニワ生コン闘争 梅田新道北新地・JR天満駅での宣伝活動

ナニワ生コン闘争 梅田新道北新地・JR天満駅での宣伝活動

不当労働行為企業と労働委員会から認定された「ナニワ生コン社」を周知するため、連帯ユニオン関西地区生コン支部・大阪Bブロックは11月15日、梅田新道北新地、JR天満駅前で「ナニワ生コン社の不当労働行為を労働委員会が認定」などを掲げた情宣活動を展開しました。

「梅田新道・北新地、JR天満駅前での情宣活動」

梅田新道・北新地、JR天満駅前の歩行者道路で、大阪Bブロック組合員・ナニワ生コン分会長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、ナニワ生コン社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、などを整然と訴えました。
横断幕を掲げた歩行者道路では、武谷書記次長が通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。

「梅田新道・北新地、複数の男性から激励が」

関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、梅田新道・北新地前を通行する会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
スーツ姿の男性3人は、ビラ受け取りながら「頑張ってください」「労働組合さん、しっかりね」「早朝からお疲れさま」などと激励してくれました。
高校生の女性がビラを受け取るときに、はにかんだ笑顔で「ありがとうございます」と言っていたのが印象的でした。
午前9時過ぎから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、梅田新道・北新地前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、47枚の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。

「JR天満駅前、分会長の訴えを聴き入る市民らの姿」

午後からはJR天満駅前に移動し、北区役所前の歩行者道路の広場で「ナニワ生コン社」の労働組合法違反（不当労働行為）周知する宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、JR天満駅付近の北区役所前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ナニワ生コン分会長の訴えを聞いていた男性は、自転車を押しながらビラを取りに来て「お疲れさま、頑張ってくださいね」と激励がありました。
また、通行中の男性はしばらく立ち止まって、ナニワ生コン分会長の訴えを聴き入ったあと「ビラください。労働組合、負けんなよ」との激励がありました。
自転車に乗った女性が自転車を降りて、わざわざビラを取りに来て「ビラもらえますか、労働組合さん頑張ってくださいね」と笑顔で激励してくれたのが印象的でした。ここでもビラの受け取りは女性が多く、その女性らがビラを受け取るときには「頑張ってください」と声をかけてくれる姿が見られました。
午後1時30分ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、JR天満駅付近の北区役所前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、51枚の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。

「大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にある」

ところが、ナニワ生コン社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けています。
大阪府に所在する生コン企業の100%近くが加盟する「大阪広域生コンクリート協同組合（大阪広域生コン協組）」が、2018年から始めた「労働組合つぶし」が背景にあります。
ナニワ生コン社と連帯・関生支部は、長年、円満な労使関係を築いており、労使が協力して展開する「生コン産業政策運動」を推進し、生コン価格や輸送運賃の適正化が実現したときには、労働組合が要求している「非正規の正規化など労働条件の改善」を約束していた企業でした。
ところが、大阪広域生コン協組の執行部から「労働組合つぶし」の協力を強くもとめられ、圧力をかけられたナニワ生コン社の経営陣は、連帯・関生支部の組合員を解雇したのです。
しかし、大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にあるとしても、大阪府労働委員会から不当労働行為が認定され、命令が出されたことについて、真摯に受けとめ、速やかに命令を履行することが、ナニワ生コン社の経営陣が「法律を遵守」し、「社会的な責任を果たす」ということなのです。

「府労委の命令は有効であり、ナニワ生コン社は『命令履行』義務がある」

大阪広域生コン協組の圧力もあり、ナニワ生コン社は、中央労働委員会に再審査申立をおこなっていますが、大阪府労働委員会の命令は有効であり、「命令履行」義務があるのです。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　PDF