ナニワ生コン闘争 JR桜宮駅・天満橋・南森町での宣伝活動

ナニワ生コン闘争 JR桜宮駅・天満橋・南森町での宣伝活動

不当労働行為企業と労働委員会から認定された「ナニワ生コン社」を周知するため、連帯ユニオン関西地区生コン支部・大阪Bブロックと朝日分会は11月12日、JR桜宮駅前、天満橋交差点、南森町交差点で「ナニワ生コン社の不当労働行為を労働委員会が認定」などを掲げた情宣活動を展開しました。

「大阪市内３カ所での情宣活動」

JR桜宮駅前、天満橋交差点、南森町交差点の歩行者道路で、大阪Bブロック組合員・ナニワ生コン分会長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、ナニワ生コン社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、などを整然と訴えました。
横断幕を掲げた歩行者道路では、朝日分会組合員と武谷書記次長が通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。

「JR桜宮駅前、朝日分会組合員が87枚のビラを配布した」

関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、JR桜宮駅前を通行する会社員や市民らは快く受け取ってくれました。ここでも女性の方がビラの受け取りが大半でした。
午前9時から約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、JR桜宮駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、120枚（内87枚は朝日分会組合員）の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

「天満橋OMMビル前、ナニワ生コン分会長の訴えを聞いた高校生がビラを取りに来た」

次に天満橋交差点に移動し、天満橋OMMビル前で「ナニワ生コン社」の労働組合法違反（不当労働行為）周知する宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、天満橋OMMビル前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。ここでもビラの受け取りは大半が女性でした。現在の女性における労働環境が影響しているのでしょう。
制服姿の高校生の男性は、ビラの受け取りを一度は断ったのですが、ナニワ生コン分会長の訴えを聞いて、ビラを受け取りに戻ってきました。高校生の男性が「労働組合ですか、勉強させてもらいます」と言っていたのが印象的でした。
午前11時から約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、天満橋OMMビル前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、58枚の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。

「南森町交差点、その場でビラを広げて読んでいる姿が見られた」

午後からは、南森町交差点に移動し、メトロ南森町駅・東西線大阪天満宮駅付近で「ナニワ生コン社」の労働組合法違反（不当労働行為）周知する宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、メトロ南森町駅・東西線大阪天満宮駅付近を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。ビラを受け取った会社員や市民が、その場でビラを広げて読んでいる姿も見られました。
メトロ南森町駅から階段を上がってきた女性と男性は、ギターなど大きな荷物を抱えていましたが、階段を上がりきったあと荷物を置いて、わざわざビラを取りに来てくれました。
女性の市民は、両手でビラを受け取り「頑張ってくださいよ、労働組合さん」と笑顔で激励してくれました。
信号横断待ちをしていた若い男性が、ナニワ生コン分会長の訴えを聴き入っている姿が印象的でした。もちろんこの男性はビラもしっかり受け取ってくれました。
午後1時から約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、南森町交差点のメトロ南森町駅・東西線大阪天満宮駅付近を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、80枚の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。

「大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にある」

ところが、ナニワ生コン社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けています。
大阪府に所在する生コン企業の100%近くが加盟する「大阪広域生コンクリート協同組合（大阪広域生コン協組）」が、2018年から始めた「労働組合つぶし」が背景にあります。
ナニワ生コン社と連帯・関生支部は、長年、円満な労使関係を築いており、労使が協力して展開する「生コン産業政策運動」を推進し、生コン価格や輸送運賃の適正化が実現したときには、労働組合が要求している「非正規の正規化など労働条件の改善」を約束していた企業でした。
ところが、大阪広域生コン協組の執行部から「労働組合つぶし」の協力を強くもとめられ、圧力をかけられたナニワ生コン社の経営陣は、連帯・関生支部の組合員を解雇したのです。
しかし、大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にあるとしても、大阪府労働委員会から不当労働行為が認定され、命令が出されたことについて、真摯に受けとめ、速やかに命令を履行することが、ナニワ生コン社の経営陣が「法律を遵守」し、「社会的な責任を果たす」ということなのです。

「府労委の命令は有効であり、ナニワ生コン社は『命令履行』義務がある」

大阪広域生コン協組の圧力もあり、ナニワ生コン社は、中央労働委員会に再審査申立をおこなっていますが、大阪府労働委員会の命令は有効であり、「命令履行」義務があるのです。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　PDF