「流れを変えよう」大阪府警前、400人が元旦行動
2022 年のたたかいは、大阪府警前の元旦行動ではじまった。
大阪実行委員会、京滋実行委員会、兵庫の会、大阪全労協加盟の各労組をはじめ、全港湾関西地方の各支部、郵政ユニオンなど各労組・団体から総勢400人が参加。主催者の全港湾大阪支部・小林勝彦委員長は、「今年は流れを変える年だ」とあいさつ。関生支部から湯川裕司委員長が新年の決意を披露し、昨年12月、加茂生コン事件控訴審で逆転無罪判決となった組合員もお礼のあいさつを述べた。
この日は、吉村大阪府知事の文書交通費問題の欺瞞を告発して“維新キラー”と話題の大石あきこ衆議院議員(写真右。昨年総選挙でれいわ新撰組から当選)が参加してマイクを握り、森友学園事件追及の先頭に立ってきた木村真・豊中市議も参加した。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

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「関生事件」が揺るがす労働基本権
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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