連帯ユニオン関西地区生コン支部・和歌山ブロックと大阪Aブロックは5月16日、南海・和歌山市駅前で「関西地区生コン支部への不当弾圧の実態」「和歌山地裁不当判決」「検察官が不当逮捕された関西地区生コン支部の組合員に、組合脱退勧奨を働きかけていた事実」「加茂生コン事件の無罪判決」などの宣伝活動を展開しました。

「和歌山地裁の不当判決糾弾!」

南海・和歌山市駅前の歩行者広場では、武谷書記次長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、関西地区生コン支部と生コン業者が協力した産業政策運動の成果として適正な生コン価格が実現したこと、生コン協同組合の一部執行部による労働組合排除攻撃とそれに便乗した警察・検察の権力弾圧、労働組合活動を刑事事件にでっち上げたことが大阪高裁で無罪判決が出たこと、大津地検の検察官による組合脱退勧奨が法廷で明らかにされた国家的不当労働行為の実態、労働組合活動を刑事事件とした和歌山地裁の不当判決などを整然と訴えました。南海・和歌山市駅前の歩行者道路では、大阪Aブロック組合員が通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。

「ミキサー・ドライバーから、クラクションを鳴らした激励が」

関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「無罪判決」のビラと関西生コンを支援する会が作成した「検察官が組合脱退勧奨」カラー刷りビラは、南海・和歌山市駅前を行き交う会社員や市民らが快く受け取ってくれました。
南海・和歌山市駅前のロータリーでは、武谷書記次長の訴えを聴き入っている女性や男性の姿が見られました。
南海・和歌山市駅前の幹線道路を通行するミキサー車のドライバーが、クラクションを鳴らして激励してくれたのが印象的でした。
午前11時ころから約1時間の行動でしたが、武谷書記次長の訴えに、南海・和歌山市駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、32枚(無罪判決・組合脱退勧奨)の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

ー お知らせ ー
関西地区生コン支部が展開する産業別労働運動への仲間の皆さんのご協力とご支援に感謝します。また、日頃の関西地区生コン支部弾圧への物心両面にわたるご支援に、心からお礼を申し上げます。さて、「今こそ関生魂を!!激動と根底的変革の時代を共に生きよう!6.4映画「棘2.独白」上映(主催、6.4映画「棘2.独白」上映実行委員会)が、6月4日(土)18:00から文京区民センター2Aで開催するというチラシが配布されています。
このチラシには、連帯・関西地区生コン支部と記された組合旗が、写真で掲載されていますが、この主催者団体らと、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部は、何ら一切関係のないことをお知らせします。
関西地区生コン支部が携わり、関与する集会などのイベントについては、当労働組合発刊の機関紙「くさり」や、当労働組合が作成するホームページの「連帯広報委員会」でお知らせしています。支援共闘の仲間の皆さんには、お間違えのないようにくれぐれもよろしくお願いします。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

 
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.73 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.74 ココをクリック
 
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

 

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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