タイコー闘争、枚方市役所・京阪交野市駅・背景資本での宣伝行動

タイコー闘争、枚方市役所・京阪交野市駅・背景資本での宣伝行動

不当労働行為企業と労働委員会から認定された「タイコー社」を周知するため、連帯ユニオン関西地区生コン支部・大阪Bロックと大阪Aブロックは5月19日、枚方市役所前と京阪交野市駅前、トクヤマセメント前で「タイコー社の労働組合法違反（不当労働行為）を労働委員会が認定」など掲げた情宣活動を展開しました。加えて、「大阪にカジノはいらない!」宣伝活動も展開しました。

「タイコー社が労働委員会から不当労働行為企業と認定された」

枚方市役所前、京阪交野市前、トクヤマセメント前の歩行者道路では、大阪Bブロック組合員・ナニワ生コン分会長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、タイコー社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、関生支部への労組弾圧の実態、検察官が組合脱退勧奨した事実、大阪にカジノはいらない、IR・カジノを中止・撤廃に追い込もうなどを整然と訴えました。横断幕を掲げた歩行者道路では、大阪Aブロック組合員と武谷書記次長が、通行中の会社員や職員、市民らにビラを配布しました。

「枚方市役所前、4~5歳くらいの女児から問いかけられた」

関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「タイコー闘争ニュース」ビラと大阪・市民交流会が作成した「大阪IR・カジノのダメすぎる2つのポイント」カラー刷りビラは、枚方市役所前を行き交う会社員や職員、市民らは快く受け取ってくれました。
ナニワ生コン分会長の訴えを聴き入っていた複数の女性が、わざわざビラを受け取りにきました。また、複数の女性や男性から「ご苦労様です」「がんばってね」「応援しているよ」などの激励がありました。4~5歳ぐらいの女の子がビラを取りにきたので、母親に確認してビラを渡しました。その女の子が、「この絵は何なん?」（女性を描いているハラスメントところ）と問いかけてきたのが印象的でした。
午前9時30分ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、枚方市役所前を行き交う会社員や職員、市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、99枚（カジノ反対ビラとセット）の配布でした。引き続き、枚方市役所前での宣伝活動を展開します。

「京阪・交野駅前、訴えを聴いた女性がビラを取りにきて激励してくれた」

続いて、京阪・交野市駅に移動し、タイコー社が労働組合法違反の不当労働行為に認定された、大阪にカジノはいらない!などの宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「タイコー闘争ニュース」ビラと大阪・市民交流会が作成した「大阪IR・カジノのダメすぎる2つのポイント」カラー刷りビラは、京阪・交野市駅前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ナニワ生コン分会長の訴えを立ち止まって聴き入っていた2人の女性の姿が見られました。ビラを受け取りながら「労働組合さん、がんばってね」などと女性や男性が激励してくれました。
ひとりの女性が、「あの方の演説を聴きました。ビラをください。頑張ってくださいね」と笑顔でビラを受け取りにきたのが印象的でした。
「うん。カジノ反対ビラか、もうとくわ」「私もカジノは反対や」と言ってビラを受け取る女性や男性が複数いました。
午前10時30分ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、京阪・交野市駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、86枚（カジノ反対ビラとセット）の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

「背景資本への宣伝活動」

午後からは、大阪市北区に移動し、中之島のオフィス街に所在するセメントメーカー「トクヤマセメント」に対して、「タイコー社」の労働組合法違反（不当労働行為）を背景資本に追及する宣伝活動を展開しました。
中之島セントラルタワーの玄関前で、ナニワ生コン分会長の訴えを聴き入る姿が見られました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「タイコー闘争ニュース」ビラは、中之島セントラルタワー前を通行する会社員らは快く受け取ってくれました。
併せて、大阪・市民交流会が作成した「大阪IR・カジノのダメすぎる2つのポイント」のカラー刷りビラも配布しました。
午後2時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、中之島セントラルタワー前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、14枚（カジノ反対のビラとセット）の配布でした。引き続き、背景資本への責任追及の行動を展開します。

「大阪広域生コン協組の『労働組合つぶし』が発端」

「タイコー社」の不当労働行為は、大阪広域生コンクリート協同組合（大阪広域生コン協組）の関西地区生コン支部つぶし、いわゆる「労働組合つぶし」が発端なのです。
「タイコー社」と関西地区生コン支部は、生コン業界の再建・発展に向けて協力し、労使関係も安定していました。生コンの適正価格が実現したときには、非正規の正規化など労働条件の改善・向上も約束していた企業だったのです。
ところが、2018年から始まった大阪広域生コン協組の関西地区生コン支部つぶしに、大阪広域生コン協組の執行部から圧力と恫喝をかけられ、無理やり「労働組合つぶし」に協力させられたという背景があります。

「タイコー社は行政命令履行義務がある」

ところが、タイコー社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けています。
しかし、大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にあるとしても、大阪府労働委員会から不当労働行為が認定され、命令が出されたことについて、真摯に受けとめ、速やかに命令を履行することが、タイコー社の経営陣が「法律を遵守」し、「社会的な責任を果たす」ということなのです。