地域医療交流集会・大阪府庁前座り込み集会&デモ

地域医療交流集会が主催する「労働組合先頭に改憲・戦争と闘う!維新の民営化で医療が崩壊!保健所、検査、公的医療の拡充を!」を掲げた座り込み抗議集会&デモが6月8日、大阪府庁前で開催され、50人を超える闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「6.19地域医療交流集会に結集しよう!」

高槻医療福祉労組・冨山さんが抗議行動の開始宣言。最初に、八尾北医療センター労組・藤木委員長から「地域医療交流会は、昨年2度にわたる申し入れ行動に続き、今年の4月6日には大阪府庁前にて抗議の座り込みと大阪府庁包囲デモに立ち上がった。『労働組合を先頭に改憲・戦争と闘う!』『維新の民営化で医療が崩壊、保健所、検査、公的医療の拡充を!』『ワクチンの強制に反対』の横断幕と訴えに大きな注目が集まった。本日の行動を敢然と闘おう」と行動の提起がありました。
続いて、高槻医療福祉労組・村山委員長は「コロナ大規模医療センター、インテックス大阪で60億円もの税金をムダに使った維新の吉村・松井。さらに、万博やカジノなど、大企業の利益を優先する政策で命よりも金儲けを邁進している。これを許すことはできない。高槻までは新快速ですぐに着く。6.19地域医療交流集会に結集しよう!」と呼びかけました。

「医師と共に労働組合が全責任をとって地域の人たちの命を守り抜いている」

八尾北医療センター労組・灰垣書記長は「地域医療交流集会に参加している八尾北医療センターでは、武漢クルーズ船直後の2020年4月に発熱外来用のテントを設置し、コロナの検査を開始した。感染病との闘いは地域医療の原点であり、検査なしには他の病気も含めて診ることができない。医師と共に労働組合が全責任をとって地域の人たちの命を守り抜いている」などの報告がされました。
続いて、関西地区生コン支部、全国水平同盟西郡支部、泉州住民の会、婦人民主クラブの代表者から連帯のあいさつがありました。

「新自由主義による民営化・非正規化で、保健所も病院も看護師も減らされ、コロナ以前に医療は崩壊していた」
八尾北医療センター労組の仲間からは「コロナ禍でトリアージが強制されている。病院に入院できず、治療も受けられず命が奪われている現実は、高齢者施設、障害者施設でさらに顕著だ。クラスターが起こっても『施設で療養』が方針化され、入院できず『納体袋』を用意した高齢者施設もある。この現実を繰り返してはならない。私たち医療従事者や労働者・市民がコロナと必死の格闘をしてきたなかで、国も大阪府も3年間いったい何をしてきたのか。新自由主義による民営化・非正規化で、保健所も病院も看護師も減らされ、コロナ以前に医療は崩壊していた」などと医療現場の報告がありました。

「労組を先頭に、政府の改憲・戦争の動きに反対する行動を!」

高槻医療福祉労組・冨山さんが「2月24日、ロシア軍の侵攻によって始まったウクライナ戦争は、泥沼化の様相を呈している。5月にはバイデン大統領の来日、日米首脳会談・クアッドが行われ、戦争準備が始まる。岸田政権は『基地だけでなく中枢機能も攻撃』と先制攻撃も辞さない構えだ。『台湾有事』を想定した対中国戦を構え、ミサイル配備が狙われている。日本列島をウクライナ化するとんでもない攻撃だ。こうした状況に対し、ロシアの労働者をはじめイギリス、イタリア、ベラルーシの労働組合が戦争反対・戦争協力拒否の闘いに立ち上がっている。世界の労働者と連帯して戦争反対の声を上げ、第3次世界大戦を絶対にとめなければならない。地域医療交流会は労働組合を先頭に、政府の改憲・戦争の動きに反対して声を上げ行動している。戦争を止め、命を守る道を一緒に考えよう。6.19地域医療交流会に、ぜひ集まっていただきたい」と訴え、抗議集会をまとめました。

「若い人たちから注目を浴びたデモ行進」

座り込み抗議集会後のデモ行進。旗や幟がはためき、太鼓と鉦の軽快なリズムのデモ隊は、大阪府庁前を行き交う会社員や職員、市民、ドライバーらにアピールすることができました。高校生の女性を含め、若い人たちが「6.19集会」ビラを受け取ったり、スマホで撮影している姿が印象的でした。
解散地点で「団結頑張ろう!」を参加者全員が唱和して本日の座り込み集会&デモはお開きとなりました。
新自由主義による医療破壊、戦争と闘おう!医療の現場から行動を起こそう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.73 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.74 ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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