2.19舞鶴集会
反戦・反核・反原発の大行動をつくろう!2.19舞鶴集会が2月19日、舞鶴市政記念館ホールで開催され、80人を超える闘う労働者・市民が結集しました。
「三里塚・市東さんの農地強制執行を糾弾する!」
集会の前段に、2月15日の深夜に強行された「三里塚、市東さんの農地を奪う強制執行」の現場映像が流されました。続いて、「戦争国家への大転換」と題するDVDが上映されました。
「戦争と原発を許さない闘いを舞鶴から立ち上がろう!」
集会は司会の京都府職労舞鶴支部・中西書記長が会館宣言。中西書記長は「三里塚の市東さんの闘いを引き続き支援しよう!岸田政権が狙う原発推進政策を打ち破ろう!戦争が始まると、トマホークの配備など舞鶴は最前線基地となる。戦争と原発を許さない闘いを舞鶴から立ち上がろう!」と訴えました。
「戦争国家化を阻止する闘いに立とう!」
京都府職労舞鶴支部・長岡支部長からの基調報告。長岡支部長は、戦争情勢、原発推進政策、福島の汚染水海洋放出などを、詳細に分析した基調を提起。そして「軍事費2倍、的基地攻撃能力など、岸田政権の戦争国家化を阻止する闘いに立とう!」と行動を提起しました。
「集会デモで戦争を止め、核のない社会をつくろう!」
福島からは、希望の牧場・よしざわの吉沢代表が、父親の戦争体験、福島原発事故による非難の実態、浪江町の現状、汚染水問題などを詳しく述べたあと、「天皇制はいらない。声を上げ、集会デモで戦争を止め、核のない社会をつくろう!」と行動を提起しました。
「労働者は闘うしかない。共に闘おう!」
敦賀からは、元運輸一般原発分会の斉藤さんが、自身の戦争体験を語り「絶対に、戦争をしてはならない。戦争阻止にみなさんと共に闘う」と決意表明。
京都市職舞鶴支部の代表者は、「高浜原発が事故を起こすと11万人の市民の対応を自治体労働者が担えと指示されている。原発事故の責任を最前線の労働者の押しつけるやり方を許すことはできない。労働者は闘うしかない。共に闘おう!」行動提起。
関生支部の武谷書記次長は、昨日に開催された関生弾圧粉砕!全国アクションを報告し、「湯川委員長実刑攻撃を粉砕する。大津地裁に結集を!」と訴えました。
「労働組合の団結と地域の連帯で原発をなくそう!」
愛媛県職員労働組合の代表者からは、伊方原発反対の取り組みが報告され「労働組合の団結と地域の連帯で原発をなくそう!」と提起がありました。
NAZEN関西の村山代表は「大阪で開催した、2.11反戦・反核・反戦の集会は、高槻医療福祉労組の村山ゆうこ委員長が、高槻市議選に挑戦することで、多くの市民らが参加を勝ち取り大成功した」と闘争報告。最後に村山代表は「汚染水の海洋放出を阻止するために、3.11反福島行動に結集しよう!」と呼びかけました。
全学連の代表者からは、三里塚の強制執行の現場闘争が報告され、「沖縄現地闘争とG7粉砕に闘う!」と決意が表明されました。
「海上自衛隊・舞鶴地方総監部の自衛隊員らから注目を浴びたデモ行進」
長岡支部長から本集会のまとめが提起され、デモ行進に挑みました。旗や幟がはためき、太鼓の軽快なリズムと元気あるコールのデモ隊は、海上自衛隊・舞鶴地方総監部の自衛隊員や沿道を行き交うドライバーらから注目を浴びました。
最終地点では、相川さんがリードする「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して、集会デモはお開きとなりました。
舞鶴を戦争の出撃基地にするな!自衛隊員を戦争に行かせるな!原発回帰を許さない!汚染水の海洋放出を許さない!労働組合と地域の連帯で、戦争を止め、原発をなくそう!
3月6日、和歌山広域協組に対して威力業務妨害・強要未遂を問われた裁判が大阪高等裁判所で行われた。大阪高裁は一審の判決を破棄し3名に無罪判決を言い渡した。裁判所は、それまでかたくなに認めようとしなかった産業別労働運動にまで言及。憲法28条で認められた団結権、労働組合法第1条、刑法35条をあげて違法性が阻却されるものであるとしている。
関西生コン事件ニュース85号 更新しています
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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