「不当判決糾弾!」コンプライアンス事件判決公判、大津地裁
建設現場で働く労働者の安全確保と建設現場周辺の自然環境に悪影響を与えないための「コンプライアンス活動」などの労働組合活動を刑事事件とした判決公判が3月2日、大津地裁で開かれた。当日は、300数十人(100人超は、大阪広域生コン協組関係の経営者)が大津地裁に結集した。
「畑山靖裁判長の不当判決糾弾!」
大津地裁の畑山靖裁判長は、被告人とされている被告人とされている湯川委員長ほか5名に有罪判決を言い渡した。関生支部・湯川委員長には、実刑判決を言い渡した。
関生支部は、大津地裁・畑山靖裁判長の不当な判決を厳しく糾弾する!
「控訴審で無罪を勝ち取る!」
関生支部は、直ちに湯川委員長を取り戻し、控訴審・大阪高裁で無罪判決を勝ち取るために全力をつくす!
関生支部は、ストライキやコンプライアンス活動などの労働組合活動を犯罪とする警察・検察・裁判所の権力弾圧に勝利するまで闘うことを宣言する!
※大津地裁・畑山靖裁判長による不当判決は、湯川委員長が懲役4年の実刑。元執行委員に懲役3年・執行猶予5年、現執行委員 に懲役2年6月・執行猶予4年、組合員2名に懲役2年・執行猶予3年、元組合員に懲役1年・ 執行猶予3年。
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映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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