2.12国鉄集会

「国鉄分割・民営化で不当解雇から36年、どないすんねん連合。甦れ労働運動!取り戻そう団結!」を掲げた「2.12国鉄集会」(主催、国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動)が2月12日、江戸川区総合文化センターで開催され、480人を超える闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「春闘のメリットを活かす闘いを!」

司会の動労千葉・北村執行委員、東京西部ユニオン・原委員長が開会宣言。国鉄闘争全国運動呼びかけ人・金元重さんの主催者あいさつ。金さんは、春闘の歴史や現状に触れ「春闘のメリットを活かす闘いを!」と行動を提起しました。
三里塚芝山連合空港反対同盟の市東さんから連帯あいさつ。市東さんは「仲間の支援行動で強制執行を止め続けている。農地を奪われるのは命を奪われることだ。今年は楽しく闘う」とあさいつしました。

「戦争・新自由主義崩壊-資本主義にNOと言える労働運動を!」

動労千葉・関委員長の「戦争・新自由主義崩壊-資本主義にNOと言える労働運動を!」と題した基調報告。関委員長は「①すべてが戦争に向けて突き進んでいる。②原因は資本主義の危機-連合について。③連合崩壊情勢。④今こそ階級的労働運動を~11月集会へ」などを詳しい情勢分析と具体的な行動を提起しました。最後に、関委員長は「国鉄1047名解雇撤回!大軍拡・戦争・改憲、絶対阻止!岸田政権打倒!この時代に階級的労働運動を甦らせよう!共に闘いました!」と訴えて基調報告を締めくくりました。

「連帯と組織拡大、行動で政権と闘う!」

韓国鉄道労組ソウル地方本部の8人の仲間が登壇。チェミョンホ本部長から、韓国の貨物連帯など労働現場の闘争報告、財閥の利益を守るための労働組合弾圧、鉄道の民営化や人員削減などが発言されました。最後にチェミョンホ本部長は「20年間民営化阻止で闘ってきた。今後も連帯と組織拡大、行動で政権と闘う!」と闘う決意を表明しました。

「1047名解雇撤回闘争に決着をつける!」

国鉄1047名解雇撤回闘争の報告では、動労千葉争議団、弁護団、動労千葉を支援する会、国鉄闘争全国運動、北海道の浅川教授から「1047名解雇撤回の正念場だ」などの発言がありました。

「湯川委員長の実刑攻撃粉砕の行動に結集を!」

「関西生コン事件・無罪判決を勝ち取ろう」では、関生支部・武谷書記次長がこの間の闘争を報告したあと、「湯川委員長実刑攻撃粉砕の2.18全国アクション、3.2大津地裁判決公判、3.6和歌山事件高裁判決」への結集を呼びかけました。

 

 

 

「ビルマ市民労働組合『闘う労働者の支援を!』」

動労神奈川の代表者からのカンパアピールに続いて、在日ビルマ市民労働組合の代表者2人からは、ミャンマーの軍事政権による人権侵害などの現状報告と闘争方針が話されました。最後に、女性の仲間から「日本の闘う労働者の支援を願う」と訴えがありました。

「JRの攻撃に、ストライキで闘う!」

現場の闘い、JR合理化・廃線化との闘争報告。動労千葉・渡辺書記長、久留里線と地域を守る会、動労連帯高崎から、「3月ダイヤ改正阻止をストライキで闘う!」「久留里線の廃線を地域と連帯して阻止する闘いに挑む!」「JR高崎鉄道サービスとの闘争勝利をつなげて、JRの4割廃線・大合理化攻撃を粉砕する!」などの闘争報告と新たな闘いの決意が表明されました。

「11月集会3労組アピール、日韓労働者・日本の大軍拡反対決議」

「11月労働者集会に向けた3労組アピール」が、動労千葉・佐藤副委員長から読み上げられ、「日韓労働者による日本の大軍拡反対の決議」が動労千葉・関副委員長から提起され、それぞれが確認、決議されました。
群馬合同労組と東京西部ユニオンの仲間から、「職場闘争、組織拡大、戦争絶対阻止に先頭に立って闘う」などの決意が表明されました。

「セブン・イレブン闘争、労働委員会から勝利命令を勝ち取った!」

港合同・木下執行委員が本集会のまとめを提起。発言者全員が登壇し、木下執行委員のリードで「団結頑張ろう!」を参加者全員が唱和。最後に、「セブン・イレブン闘争で、労働委員会から勝利命令を勝ち取った」コンビニ関連ユニオン・河野委員長のリードで「インターナショナル」を全員で合唱して、集会はお開きとなりました。
国鉄1047名解雇撤回闘争に勝利しよう!関西生コン支部をはじめすべての労働組合弾圧を粉砕しよう!戦争絶対阻止を掲げて街頭に出て闘おう!11月19日の労働者集会に、1万人の結集を勝ち取り、階級的労働運動を甦らせよう!

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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