2.11「建国記念の日」反対!改憲・大軍拡NO!集会

「競争・強制でなく、命と人権を守る教育を!」を掲げた「2.11『建国記念の日』反対!改憲・大軍拡NO!集会」が2月11日、大阪・港区民センター大ホールで開催され、254人(ズーム参加50人超)を超える労働者、市民が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部、関西ゼネラル支部が参加しました。

国連自由権規約委員会の『日本政府に対する勧告』という大きな成果を獲得した

司会者の開会宣言に続いて、「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク共同代表の寺本さんから主催者あいさつ。寺本代表は「民主の主の字は、王の頭に釘を打つ」と題した、日の丸・君が代強制反対ネット前代表の黒田さんメッセージを紹介したあと、この間の闘争の成果や課題などを話しました。
大きな成果の一つとして「国連自由権規約委員会の日本政府に対する勧告」の報告では、「国連の自由権規約委員会の日本審査が、昨年10月に行われ、11月には総括所見が公表された。この総括所見には『日の丸・君が代問題』が明記され、日本政府に対して一歩踏み込んだ勧告が出された」と画期的な闘いの成果が話されました。

『解釈労働と暴力・天皇制』と資本主義の『略奪』

本集会のメイン、「天皇制テロリズムと『略奪』資本主義」と題した講演を、大阪公立大学教授・酒井隆史の講師で開演(リモート)。酒井教授は「①ブルシット・ジョブとエッセンシャルワークの逆説。②資本主義の『略奪』的段階。③『解釈労働』と天皇制。④危機のなかで天皇制はいかに作用するのか?」などをパワーポイントを使って講義しました。酒井教授の講義では「解釈労働と暴力」「解釈労働と天皇制」の深い考察と、それが「資本主義・新自由主義」にどう関わってきたかなどの場面が印象的できでした。

関生弾圧、実刑攻撃を粉砕する行動への結集を!

休憩をはさんで、不起立バンドの演奏のあと、連帯ユニオン関西地区生コン支部からアピール。武谷書記次長は、日頃の関生弾圧への支援にお礼を述べたあと、高槻生コン闘争と刑事事件とされている裁判闘争を報告。そして、高槻生コン闘争支援の缶バッジカンパと、の署名の協力をお願いしました。最後に、「湯川委員長らの実刑攻撃を粉砕する行動として、2月18日の全国アクション集会デモ、3月2日の大津地裁判決座り込み行動への結集」を呼びかけました。

『君が代』不起立の闘いの報告

3人の仲間からの闘争報告では、「君が代」不起立の闘いについて、裁判闘争や職場での闘いの成果と課題が報告され、新たな闘争方針が示されました。そして3人の仲間から「勝利するまで闘い続ける」と決意が表明されました。

現場の闘争報告と決意表明

東京・愛知・全国ネットからの報告では、裁判闘争で勝ち取った最高裁決定などの成果や、治安維持法体制を懸念する課題などが報告されました。
連帯アピールでは、表現の不自由展、朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪、子どもたちに渡すな!危ない教科書大阪、子どもをテストで追いつめるな!市民の会、南西諸島への自衛隊配備に反対する大阪の会、日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク、大阪の未来は府民が決める舞洲カジノを止める会の各代表者から、闘争報告と闘争方針が示され、勝利するまで闘う決意が表明されました。

『日の丸・君が代』強制反対の闘いの正念場だ

「日の丸・君が代」強制反対ネットの事務局・山田さんが集会のまとめ。山田さんは「まさに『戦争する国』のための『日の丸・君が代』強制反対の闘いの正念場だ。必要なのは、岸田政権の政策に反対するあらゆる市民・労働者・団体・政党が組織と思想の違いを超えて、共に手を結んで共同の闘いを作り上げることだ。上からの命令に従わせる教育支配体制に楔を打ち込む闘いを継続する。共に闘おう」と総括し、行動を提起しました。

高槻生コン闘争の支援を訴えるブース

本集会では、関生支部・高槻生コン闘争のブースが設置され、当事者の高槻生コン分会組合員をはじめ関西ゼネラル支部の役員、関生支部の役員らが、カンパや署名などの闘争支援を訴えました。集会に参加した多くのみなさんから、カンパ・署名の協力をいただき、ありがとうございました。
関生支部・高槻生コン分会は、闘争に勝利するまで闘います。引き続き、支援をお願いします。
戦争する国づくりを打ち砕こう!競争・強制でなく、命と人権を守る教育を!改憲・大軍拡NO!戦争遂行のための労働組合つぶしを粉砕しよう!

 

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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