取引先販売店前での宣伝行動 / 藤原生コン運送闘争
不当労働行為企業と労働委員会から認定された「藤原生コン運送社」の周知と、「関生支部弾圧の不当性・異常な労組弾圧」の事実を周知するために、連帯ユニオン関生支部・大阪Bブロックは12月13日、取引先の販売店「住商セメント大阪支店」前で「藤原生コン運送社の不当労働行為を労働委員会が認定、関生支部弾圧事件を知って欲しい」などを掲げた情宣活動を展開しました。
「藤原生コン運送社の不当労働行為認定が確定した」
中央区北浜の住商セメント大阪支店が入居する住友ビルディング正面玄関前の歩行者道路では、西島執行委員が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、藤原生コン運送社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたことが確定したしたこと、大阪広域生コン協組の関生支部潰しが背景にあることを訴えました。
住商セメント大阪支店が入居している住友ビルディング前の歩行者道路では、武谷副委員長と関生組合員が横断幕を掲げ、通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。
「関生支部弾圧事件を知って欲しい」
2018年から始まった「関西地区生コン支部弾圧」では、3件11人の無罪判決が出されたこと。MBS映像24の「労組と弾圧・関西生コン事件を考える」という番組や、You Tube「デモクラシータイムス」が放映されたこと。東京新聞の「こちら特捜部」に記事となったことなどを話し、「関生支部弾圧事件を知って欲しい」ことなどを紹介しました。
そして、京都3事件の検察による関生委員長らへの「懲役10年の求刑」を厳しく非難し、正当な組合活動を犯罪にすることを許すことはできない、無罪判決を勝ち取るために全力をつくす!市民のみなさんも声をあげて欲しい!と訴えました。
「わざわざビラを取りに来る会社員」
関生支部・機関紙部が作成した「藤原生コン運送闘争ニュース」ビラは、オフィス街の住友ビルディング前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
わざわざビラを取りに来る会社員の姿が見られました。住友グループの社員でしょうか?午前9時ころから約1時間の行動でしたが、関生支部の訴えに、北浜のオフィス街を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、19枚の配布でした。引き続き、取引先前での宣伝活動を展開します。
藤原生コン運送闘争、府労委命令の不当労働行為が確定した!
「大阪府労働委員会が藤原生コン運送(株)の不当労働行為を認定!」
大阪府労働委員会は2024年9月9日付けで、藤原生コン運送社の不当労働行為(支配介入)を認定する命令書を出しました。
藤原生コン運送社が、中央労働委員会への再審査申立を行わなかったことから、大阪府労働委員会の命令が確定しました。
「命令書・主文」
被申立人は、申立人に対し、下記の文書を速やかに交付しなければならない。
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
執行委員長 湯川裕司様
代表取締役 徳田忠夫
当社が、令和5年4月6日にA組合員に対し、同月11日に同B組合員に対し、貴組合からの脱退を勧奨したことは、大阪府労働委員会において、労働組合法第7条3号に該当する不当労働行為であることが認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。
「大阪広域生コン協組が指示した組合脱退勧奨」
藤原生コン運送社(大阪府茨木市西田中町)は2023年4月、関生支部の組合員2名に「組合脱退勧奨」を行いました。藤原生コン運送分会は関生支部と連携して、会社側の組合脱退勧奨を跳ね返すと同時に、大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立をおこなったのです。
労働委員会の救済申立では、藤原生コン運送社の不当労働行為が認定され、救済命令が出されました。
本救済申立事件では、藤原生コン運送社側がおこなった「組合脱退勧奨」が、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪市中央区瓦町)の指示・圧力があったことが労働委員会の命令書に明確に記されています。
「藤原生コン運送社の不当労働行為・人権侵害を許さない」
大阪広域生コンクリート協同組合の関生支部潰しと連携した藤原生コン運送社の関生支部・藤原生コン運送分会潰しを狙った不当労働行為・人権侵害を、私たち関生支部は断じて許すことはできません。
藤原生コン運送社が、心から藤原生コン運送分会の組合員と関生支部に謝罪する。不当労働行為・人権侵害をしたことを真摯に反省する。労働組合法違反を二度と繰り返さないと誓約するまで、闘い続けます。引き続きご支援をお願いします。
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。
京都事件については団体署名でしたが、加茂生コン事件については各地の要望をふまえて個人と団体の2種類の署名活動に取り組むことになりました。
「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック 個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 1月末日
第2次集役 2月末日
最終週役 3月末日
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
ー 報告 ー
12月19日、京都事件の無罪判決を求める署名994団体分を京都地裁第2刑事部に提出した。署名提出には京滋実行委員会共同代表の稲村守さん、きょうとユニオンの服部恭子さん、弁護団の永嶋靖久弁護士が同行した。(写真)総選挙があり集約が遅れていたが、この日提出したのは第2次集約分。このほか約500団体分が届いており、12月末日で締め切り年明け早々にも提出する予定。
ご協力いただいた団体の方にお礼申し上げます。
【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
▼Spotify ココをクリック
▼Apple ココをクリック
▼Amazon ココをクリック
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
お問い合わせはコチラ ココをクリック
ー 公判予定 ー
12月はありません |
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