すべての職場に闘う労働組合をつくる 関西合同労働組合第24回定期大会
関西合同労働組合第24回定期大会が12月6日、難波市民学習センターで開催されました。
「闘うコンビニ店オーナーからあいさつ」
司会者からの開会宣言で始まり、資格審査に続いて議長が選出されました。続いて、来賓あいさつでは、関生支部・武谷書記次長、闘うコンビニオーナー・松本実敏さん、関西労組交流センター代表・港合同執行委員の木下浩平さん、ユニオン自立、大阪北部ユニオン、婦人民主クラブ全国協、奈良市従の各代表者が、あいさつを述べました。
「労働現場の闘いの成果と新たな闘いに向けて」
議案の提起では、第1号・情勢、第2号・総括、第3号・方針が、執行部から提起されたあと、質疑・討論に進みました。
恭誠社分会、コーニングジャパン分会、奈良支部、阪神支部、豊能支部、新大阪郵便局分会、SOC分会からそれぞれの闘争報告や闘争方針が発言されるなど、活発な討論が展開されました。
各分会や各支部の現場の闘争報告と成果、新たな闘争方針などの発言は、ストライキをはじめとする現場行動を実践していることが十分に伝わる内容でした。
「弾圧粉砕に確信を持ち、新たな闘いに挑む」
新大阪郵便局分会の闘いでは、8月の山口書記長の不当逮捕という権力弾圧に対して、関西合同労働組合が中心となった大衆行動によって、山口書記長を早期に奪還したという、弾圧を粉砕した成果に確信を持ち、「新たな闘いに挑む」と力強く決意表明されたことが特徴的です。
「関生支部と共に闘う決議」
特別決議として「星野第三次闘争勝利!獄死真相追及・国賠闘争勝利へ、そして無実の大阪正明さんの裁判闘争を闘う」
「私たち関西合同労働組合は全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部と共に闘う」が提案されました。
「すべての職場に闘う労働組合をつくる」
会計報告・会計監査報告、予算案、スト権投票、役員選出の提案がされ、すべての議案提起と特別決議は、満場一致で採択・議決されました。
黒瀬委員長は役員代表あいさつで、「すべての職場に闘う労働組合をつくり、新自由主義を打ち倒そう」と決意表明されました。全員で団結ガンバローを唱和してお開き。大成功を獲得した定期大会となりました。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
OURPLANET(動画)「労働組合の自由を奪われた」関西生コン労組が国賠訴訟←ココをクリック
IWJ 国家賠償請求提訴についての記者会見 2020.3.17←ココをクリック
関西生コン労組、違法捜査と国など提訴 執行委員長ら恐喝容疑巡り「長期勾留は恣意的」 2020年3月17日 20:42 京都新聞←ココをクリック
大阪府労委で組合側の完全勝利命令!←藤原生コン運送不当労働行為事件
またもや、組合側勝利命令!←吉田生コン地位保全等仮処分申立事件
吉田生コン分会1名が職場復帰を果たす!PDF
641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が12月10日発刊される。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
今年も残り少なくなりました。皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一
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