なめたらアカンで!労働運動!関生総決起集会

連帯ユニオン関西地区生コン支部が主催する「なめたらアカンで!労働運動!関生総決起集会」が5月28日、エル大阪南館で開催され、420人超の闘う仲間が結集しました。

「どんな状況に追い込まれようと徹底的に闘う!」

関西地区生コン支部・細野書記長の開会宣言に続いて、関西地区生コン支部を代表して、湯川委員長から主催者あいさつ。湯川委員長は、冒頭、この間の権力弾圧への物心両面にわたる支援と本日の集会への結集に感謝の意を表したあと「2018年から始まった資本と権力が一体となった弾圧は、刑事弾圧だけではなく、民事裁判や労働委員会闘争に加えて、労働現場では解雇や企業閉鎖の闘いを継続している。雇用を奪われ、働く場を奪われことは労働者・労働組合の存在を否定されることだ。労働組合をつぶすことは組合員を殺すこということで戦争と同じだ。私たち関西地区生コン支部は、どんな状況に追い込まれようと徹底的に闘う」と闘う決意を表明し、引き続きの支援を要請しました。

 

「組合つぶしの現段階と裁判の現状」

関西地区生コン支部・弁護団の永嶋弁護士の「組合つぶしの現段階と裁判の現状」と題した講演。永嶋弁護士は、パワーポイントを使って、関生刑事事件と民事事件の概要を資料を示して詳細に報告しました。

「闘争現場の12分会から闘争報告と決意表明」

各職場の組合員の報告と決意表明では、12分会から「組合の力を借りて、女性の働く権利を勝ち取ってきた。偽装倒産の組合つぶしに、先輩たちの闘いに学んで、勝利するまで闘う」「関生支部があるから安心して働けるという未組織労働者の声を聞き、関生支部を復権する」「警察官や検察官による組合脱退勧奨の事実」など、争議現場の最前線で闘っている仲間の報告と、今後の闘争方針が示され、勝利するまで闘う決意が表明されました。

「市民らに注目を浴びたデモ行進」

西山執行委員から本集会のまとめと行動が提起されたあと、参加者全員が「団結がんばろう!」を唱和して集会を締めくくり、デモ行進に挑みました。
デモのコースは、エル大阪玄関前をスタートし、土佐堀通り、谷町筋から大阪府警本部前までです。宣伝カーと横断幕を先頭に、旗や幟がはためき、女性組合員がリードするシュプレヒコールの420人超のデモ隊は、沿道の市民らに多いに注目されました。
谷町筋に面したビルの2階窓から、2人の女性が大きく手を振った激励がありました。歩道からは、若者がスマホをかざして撮影してる姿が見られました。解散地点の公園では、大阪地裁前で配っていたビラを受け取り、今日の集会に参加したという女性から「頑張ってください!」と激励を受けたのが印象的でした。

「全国から駆けつけてくれた仲間に感謝します!」

本日の集会&デモに結集した全国の仲間の皆さんに感謝します。北海道、関東、東海、山陽、九州など遠方から駆けつけてくれた仲間の皆さん、本当にありがとうございました。
大阪広域生コン協組の組合つぶし、それに便乗した警察・検察による権力弾圧をはね返し、すべての権利侵害反対闘争・争議に勝利し、産業別労働運動の関西地区生コン支部の復権をめざして闘います。引き続きのご支援をお願いします。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.73 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.74 ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

 

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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