福島みずほ国政報告会が5月28日、兵庫県伊丹市・いたみホールで開催され、約200人の市民らが結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。
「3.5%を確保し、確立することで変化する可能性が」
司会の開会あいさつに続いて、久手堅毅さんの音楽演奏。久手堅さんが「島唄」などを演奏し歌う姿に、会場の市民らは感動と拍手が贈られていました。
そして、斎藤幸平さんと福島みずほさんの対談。斎藤さんはリモート出演でしたが、資本主義のもとで地球の環境問題を改善できるのか?などを話し、福島みずほさんが斎藤さんの問題提起を受けて話しました。両社の活発な議論が展開された対談になりました。世界の運動事例を示したあと、斎藤さんが「市民らを3.5%確保し、確立することで世の中を変える可能性が生まれる」と話したのが印象的でした。
「国政報告会」
本会へのメッセージが紹介にされたあと、本日のメイン「福島みずほ国政報告」。
福島みずほさんは、冒頭、ウクライナ戦争の情勢や国内情勢を話し、国政を報告。そして、来る参議院選挙に向けて、「①雇用を守り誰もが安心して働ける。②すべての人の尊厳が守られる多様性のある社会。③サスティナブルな社会のための脱原発・脱炭素へ。④医療・介護・年金の備え。⑤子どもの貧困問題の解決。⑥ジェンダー平等。⑦憲法も沖縄も守る。⑧犬猫の殺処分ゼロ」の8つを重要課題と位置づけ「ほっとけない!」と訴えました。
「会場からは多くの声援が贈られていた」
特別アピールでは、社民党副代表・大椿ゆうこさん、元広島市長・秋葉忠利さん、元衆議院議員・服部良一さんが、あいさつと参院選への決意が表明されました。
大椿ゆうこさんの「非正規労働者をはじめとする弱者がまともな生活ができる社会づくりを!」などのお話しに、会場からは多くの声援が贈られていたのが印象的でした。
閉会あいさつで本日の「福島みずほ国政報告会」は、お開きとなりました。戦争をさせない。憲法改悪をさせない。弱者の声を国会にあげる議員を応援して、非正規労働者や女性労働者らがまともな暮らしができる社会づくりをめざしましょう!
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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