「五輪と改憲の菅政権を打倒しよう!」改憲・戦争阻止!大行進・関西「関西統一街宣」
改憲・戦争阻止!大行進・関西が主催する「関西統一街宣」が6月19日、京橋駅前に9人の仲間が結集して「東京五輪強行が感染拡大・医療崩壊を加速させる。五輪と改憲の菅政権を打倒しよう!」を掲げて、街頭宣伝活動を展開しました。
「現場で働く医療福祉労働者から怒りの声が上がっている」
医療関連労働組合の仲間は、「五輪開催に向けた『コロナ対策』こそ、感染拡大・医療崩壊が政治の責任であり『人災』であることを明らかにしている。東京都内の1日あたりのPCR検査件数は現状で最大6000件程度なのにも関わらず、大会期間中は選手・大会関係者約10万人に毎日検査を実施するとしている。さらに選手村専用の24時間かかれる発熱外来・検査機関を置き、30ヵ所の医療機関を大会指定病院にし、のべ7000人以上の医療従事者を動員するという計画に、現場で働く医療福祉労働者から怒りの声が上がっている」と訴えました。
「『命の選別』が強行されている現実を許すことはできない」
関西合同労働組合の仲間は、「5月のコロナ死者数は大阪府で過去最悪を記録し、5月上旬の時点でコロナ陽性でも入院できない患者が全国で4万人近くに達している。救急車が来ない、保健所の電話も通じない、病院で満足な治療すら受けられず命を奪われる人があとを絶たない中、医療体制も人員も五輪開催のためだけに無理やり引き抜くということだ。現在の医療崩壊を修復不能なところまで加速させることは間違いない。五輪開催のためにのみ、戦時下のような全社会規模の「命の選別」が強行されている現実を一日たりとも許すことはできない」と訴えました。
「『五輪絶対反対!』こそ命を守るスローガン」
関西合同労働組合の仲間は、「全国紙の5月の世論調査では、東京五輪の開催について『今年夏』の回答はわずか14%。すでに1万人を超えるボランティアが辞退している。菅政権の支持率は5月22日の時点で31%と、1ヶ月間で9ポイントも下落、政権発足以来となった。大会スポンサーの意向を忠実に代弁するIOCとともに、「五輪利権」に群がってきたのが菅政権だ。官民癒着の象徴的存在である『竹中平蔵のパソナグループ』は、行政委託業務に加えて五輪関連事業を一手に引き受け、前年比の10倍の純利益を得ている。これら『最低の政治家・資本家』による『史上最悪の五輪』が東京五輪だ。『五輪絶対反対!』こそ命を守るスローガンだ」と訴えました。
「7月13日の判決公判座り込み集会に結集を」
関西地区生コン支部の仲間は「ストライキや不当労働行為に対する抗議行動などの労働組合活動を、威力業務妨害や強要未遂などの刑事事件とした弾圧が関西地区生コン支部にかけらている。検事は、関西地区生コン支部の武委員長に対して、懲役8年という不当な求刑を出した。資本と権力が一体となった産業別労働運動つぶし、労働組合つぶしの弾圧を粉砕する闘いとして、7月13日の判決公判に、大阪地裁前座り込み集会を開催するので結集を」と呼びかけました。
「7月11日、泉佐野集会&デモを打ち抜こう」
関西合同労働組合の仲間は「5月18日、入管法改悪が在日・滞日外国人と日本の民衆の闘いで廃案となった。昨年の大阪都構想を止めた闘いのように、私たちの団結と行動が世の中を動かすことができる。『関西空港を絶対に戦争に使わせない!』と地域に根ざした反戦運動を長年闘ってきた住民・労働組合とともに、7月11日、泉佐野集会&デモを打ち抜こう」と呼びかけました。
「継続した行動で、菅・維新を打倒しよう」
約1時間の行動では、わざわざビラを取りに来たり、激励の言葉をかける市民がおられるなど、京橋駅前を通行する人たちに、多いにアピールすることができました。ビラは200枚超を受け取ってもらい、署名は12筆を獲得するという成果をあげました。
大企業優位政策で労働者や中小零細事業者に犠牲を強い、改憲と戦争への道を突き進む「菅政権」「維新の会」打倒をめざして継続した行動を展開しましょう。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
「関生事件」が揺るがす労働基本権
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日刊深夜快速Vol.3551/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・前編~ ココをクリック
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挑戦を受ける労働基本権保障――一審判決(大阪・京都)にみる産業別労働運動の無知・無理解 (検証・関西生コン事件1)(日本語) 単行本 – 2021/4/20
業者団体と警察・検察が一体となった組合弾圧=「関西生コン事件」がはじまって4年。
労働法研究者、自治体議員、弁護士の抗議声明が出され、労働委員会があいついで組合勝利の救済命令を下す一方、裁判所は産業別労働組合への無知・無理解から不当判決を出している。
あらためて「関西生コン事件」の本質、不当判決の問題点を明らかにする!
連帯ユニオン(著)、小谷野 毅(著)、熊沢 誠(著)、& 2 その他
発行・旬報社、定価800円+税
「関西生コン事件」がはじまってから4年目となります。
関生支部(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)を標的として、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)が日々雇用組合員の就労拒否(400人以上)、正社員組合員の解雇、業界あげての団交拒否を開始したのが2018年1月。このあからさまな不当労働行為の尻馬に乗って、滋賀県警が半年後の2017年7~8月にかけて組合員と生コン業者ら10人を恐喝未遂容疑で逮捕しました。その後、大阪、京都、和歌山の三府県警が、2019年11月にかけて、じつに11の刑事事件を仕立てあげ、のべ89人もの組合員と事業者を逮捕。数え上げるとじつに計18回も逮捕劇がくりかえされ、のべ71人が起訴される事態に発展しました。いずれも、ストライキやビラまき、建設現場の法令違反を調査、申告するなどして公正な取引環境を実現するためのコンプライアンス活動、破産・倒産に対して雇用確保を求める工場占拠闘争など、あたりまえの労働組合活動が、恐喝未遂、恐喝、強要未遂、威力業務妨害といった刑事事件とされたものです。
業者団体と警察・検察が表裏一体となった組合弾圧、それが「関西生コン事件」です。
これに対し、歴代の労働法学会代表理事経験者を多数ふくむ78人の労働法学者が2019年12月、憲法28条の労働基本権保障や労働組合法の刑事免責を蹂躙する警察・検察、そしてそれを追認する裁判所を批判して「組合活動に対する信じがたい刑事弾圧を見過ごすことはできない」とする声明を公表しました。全国各地の120人超の自治体議員の抗議声明、弁護士130人の抗議声明なども出されます。また、自治労、日教組などの労働組合や市民団体がつくる平和フォーラムが母体となって「関西生コンを支援する会」が結成されたのをはじめ、各地で支援組織が2019~20年にかけてあいつぎ結成されます。「関西生コン事件」は関生支部だけの問題ではない、労働組合の権利そのものを脅かす事態だという認識が広がっています。
さらに、冒頭に述べた一連の解雇、就労拒否、団交拒否に対抗すべく関生支部が申し立てた20件近い不当労働行為事件において、大阪府労働委員会が2019年秋以降、あいつぎ組合勝利の救済命令を下しています。その数は命令・決定12件のうち10件(2021年4月現在。大半が中央労働委員会に再審査事件として係属)。団結権侵害を主導した大阪広域協組の責任が明確になってきました。
一方、11件の刑事事件はその後、各事件の分離、併合の結果、大阪、京都、和歌山、大津の四地裁において8つの裁判に整理され、審理がすすめられ、現在までに、大阪ストライキ二次事件(2020年10月)、加茂生コン第一事件(同年12月)、大阪ストライキ一次事件(2021年3月)の3つの一審判決が出されています。
これら判決は、労働委員会事件で出された勝利命令とは対照的に、いずれも労働組合運動に対する浅薄な理解と認識をもとに、大阪広域協組の約束違反や企業の不当労働行為を免罪する一方で、産業別労働組合としての関生支部の正当な活動を敵視するものとなっています。
そこで、この機会に、あらためて「関西生コン事件」とはなにか、また、これら不当判決の問題点はなにかを、労働組合運動にたずさわる活動家のみなさまをはじめ、弁護士、研究者、ジャーナリストのみなさまに一緒に考えていただくために、裁判や労働委員会に提出された研究者の鑑定意見書などを収録した『検証・「関西生コン事件」』を随時発刊することにしました。
控訴審において無罪判決を勝ち取るために努力するのはもちろんのことですが、不当判決を反面教師として、先達が築いてきた労働運動の諸権利を学び直し、新たな運動を創造していくことが私たちに求められていると考えます。本書がその手がかりとして活用されることを願ってやみません。
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641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一
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