「在来線4割廃止攻撃の正体を暴く」関西労組交流センター学習会

「在来線4割廃止攻撃の正体を暴く」と題した関西労組交流センター連続学習会が10月5日、エル大阪で開催され、多くの闘う労働組合が結集しました。

「11月集会に結集しよう!」

関西労組交流センター代表の木下さんの司会で学習会は開会。木下代表は「国葬反対など、仲間の皆さんの連日の闘いに敬意を表する。改憲・戦争と真っ向から闘おう。本日の学習会で闘う方針を確認し、11月集会に結集しよう」と開会あいさつ。

「在来線4割廃止攻撃の正体を暴く」

本日の学習会の講師、動労千葉・関委員長が登壇。関委員長は「①国交省検討会が提言発表。②JRが進めていること。③デジタル田園都市国家構想。④JR東「鉄道部門4千人削減」「転籍・副業促進」。⑤国鉄分割・民営化の「失敗」と戦争に向けた国家改造計画。⑥戦争国家化に向けた攻撃」などを、緻密な分析と詳細にわたる解説を盛り込み講演しました。そして、「新自由主義を終わらせるためにも、国家改造攻撃と対決し、改憲・戦争を阻止するためにも、問われているのは労働組合だ。連合会長の国葬出席は許しがたい暴挙。自民党にすり寄り、一体化する姿。労働組合として一線を越えた変質だ。背後にあるのは、国家をあげた労働運動解体攻撃。安倍政権下で『連合的なものを含めて労働組合の存在を許さない』という攻撃が開始されていた」と国家主導の労働組合つぶしの本質と背景を喝破しました。最後に、「11月労働者集会は今年、25回の節目を迎える。私たち自身の手で闘う労働運動を甦らせる時はきている。11月6日、日比谷への結集を!」と呼びかけて講演を終えました。

「全港湾・大阪メトロ、組合事務所を勝ち取った」

講演後、会場から多くの質問や講演の感想など活発な討論がありました。全港湾・大阪支部の仲間からの「1年かかったが、大阪メトロとの交渉で、組合事務所を勝ち取った」との報告に参加者の拍手と歓声に、会場は多いに沸きました。
関西労組交流センター代表の深町さんがまとめを提起して、本日の学習会はお開きとなりました。
学習会の講師を引き受けてくれて、千葉から駆けつけてくれた関委員長に感謝します。闘う労働組合の団結と行動で、新自由主義を終わらせよう!改憲・戦争を阻止しよう!111集会に1万人の結集を勝ち取り、階級的労働運動を甦らせよう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.79  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.78  ココをクリック    
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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