10.21国際反戦デー・梅田反戦デモ

ロシアの「動員令」との闘いに連帯しよう!中国侵略戦争を止めよう!国際連帯の力で社会を変えよう!労働組合への弾圧をゆるすな!を掲げて、改憲・戦争阻止!大行進・関西が主催する「10.21国際反戦デー・梅田反戦デモ」が10月21日、豊崎西公園で開催され、70人超の闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。

「労組の団結と行動で、世界戦争を阻止しよう!」

改憲・戦争阻止!大行進・関西の冨山さんが開会宣言。冨山さんは「10.21国際反戦デー・梅田反戦デモに全力で結集した仲間に感謝する。労働組合の団結と行動で、世界戦争を阻止するために、反対の声を上げよう!」と行動提起しました。

「闘う労働運動を職場・地域から打ち立てよう!」

大行進・関西の西納さんから基調提起。西納さんは冒頭、「国際反戦デーは、『ベトナム戦争即時停戦』を訴え1966年、211万人がストに突入。翌1967年10月21日、アメリカ・ワシントンで10万のデモが打ち抜かれた。この闘いの意義が重要だ」と国際反戦デーの歴史と重要性を強調しました。続いて「ウクライナ戦争に加担している欧米NATO、物価高騰で生活を奪われようとしている労働者が、ストライキをはじめ実力闘争に立ち上がっている。アメリカでは、エッセンシャルワーカーと呼ばれる現場労働者が物流・鉄道・医療福祉の労働者が先頭に立ち、ストライキに立ち上がっている」と世界における労働者の決起を話しました。また、イギリスとフランス、イランの情勢を話したあと「安倍元首相の国葬に反対して、9月23日・27日に改憲・戦争阻止!大行進が全国結集で集会デモを打ち抜いた」と闘争を報告。岸田政権を厳しく糾弾し「国境を越えた労働者の団結した闘いが戦争を止め、社会を変える力を持っていることを街頭に立ち、デモで体を張って訴えよう!」と行動を提起しました。
最後に西納さんは「奈良市従の不当解雇闘争に勝利しよう!関西生コン支部の労組絶滅攻撃と対決し、高槻デモに結集しよう!闘う労働運動を職場・地域から打ち立てよう!11.6東京・日比谷の全国労働者決起集会に結集しよう!」と呼びかけて基調提起を締めくくりました。

「戦争・改憲・セクハラ・パワハラぶっとばそう!」

闘う仲間の現場からの報告。奈良で解雇撤回を闘う吉谷さんは「奈良地裁に70人を超える仲間の結集に感謝する。不当な判決に弁護士も怒りを隠せない報告集会となったが、新たに先頭に立って闘う決意だ。私たちの運動が前進すると反動がある」と話したあと戦争情勢に触れ「労働組合が戦争を止める!」と訴えました。最後に、吉谷さんは「セクハラ・パワハラぶっとばせ!を闘う!」と、11.20セクハラ・パワハラぶっとばせ!集会デモへの結集を呼びかけました。
関生支部・武谷書記次長は、日頃の関生支部弾圧への物心両面にわたる支援にお礼を述べた後、高槻生コン闘争などの直近の闘いを報告し、引き続きの支援を要請。最後に「労働組合つぶしは戦争への道だ!本日の反戦デモをしっかり闘おう!」と訴えました。
動労西日本の遠坂さんは、10.5動労千葉関委員長の学習会、10.10三次行動の仲間の結集に感謝の意を述べたあと「在来線廃止と4000人削減などのJRの攻撃に、腹をすえて闘う!」と決意を表明しました。
京都市職・舞鶴支部の長岡さんは、本日、闘われた京大反戦集会に参加したことを報告。そして「舞鶴港には、頻繁に米艦戦が入港している。戦争が始まっている実感だ。戦争協力は絶対にしない闘いを継続している。労働者と学生が団結して戦争を止めよう!」と行動を提起しました。
全学連の代表者は「改憲・戦争阻止!大行進と学生が、安倍国葬粉砕を闘い抜いた。本日、京大で戦争反対集会を闘い抜いた。労働者と学生が団結して戦争を止める闘いを打ち抜こう!」と戦争阻止の行動を呼びかけました。

「多くの若者から注目を浴びたデモ行進」

冨山さんの集会まとめのあと、デモ行進。旗や幟がはためいき、太鼓のリズムと軽快なデモコールのデモ隊は、梅田の繁華街を行き交う市民らに多いにアピールすることができました。
茶屋町や阪急三番街などでは、太鼓のリズムにあわせて踊り出す若い女性の姿が見られました。高校生のグループが、スマホをかざして撮影している姿も見られました。女性や男性の若者が、興味を示してデモ行進を見つめていた姿が印象的でした。
解散地点のヘップ前で「団結がんばろう!」を参加者全員が唱和してデモ行進はお開きとなりました。労働組合の団結と行動で、戦争を止めよう!

 

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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