神戸製鋼所は、2006年に環境データを改ざんして自治体に報告したことが発覚。2009年には、地方議員の後援会事務所に不適切な寄付行為をしたとして、当時の会長と社長が辞任。そして、品質検査データの改ざん問題で本年6月5日、東京本社のほか、神戸本社(神戸市中央区)、3工場の計5カ所に東京地検特捜部と警視庁の家宅捜索が入り世間を騒がせている。
そんななか、さらに環境破壊と思われる行為が明らかになった。

神戸製鋼加古川工場から赤い水が大量に海に排出
本年2月6日、神戸製鋼加古川工場東側から大量の赤い水が海に向かって排水していました。時間にして約1分間ですが、太い管から排出しているので、迫力があります。

事実検証を求め神戸製鋼へ
この実態を3月27日、神戸製鋼加古川工場に訪問して総務課担当者に事実検証を求め、検証した結果を連絡すると約束していましたが連絡がないので、4月25日再度訪問しました。赤い水は出入り業者が管理している防水用の配管から排水された〝錆び混じりの水〟であると報告されました。
赤色の〝錆び〟についてどのような物なのか質問しましたが、無回答でした。

さらに、神戸製鋼本社を訪問して、赤色の錆びについてどのような物なのか問いましたが、加古川工場の見解と同様であると主張しました。

絵の具のような赤色の錆はあるのでしょうか?
錆びた水を海に排出しても問題ないのでしょうか?