過労死を許さない10.21新大阪デモ
「JRは過労死の責任を取れ!10.21新大阪デモ」(主催、国鉄西日本動力車労働組合・関西青年労働者実行委員会)が10月21日、大阪市淀川区・北中島公園で開催され、63人(飛び入り11人)の闘う労働者・青年が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。
「JR西日本による仲間の過労死の責任を取らせる闘いだ!」
司会の動労西日本・奥村執行委員が開会宣言。奥村執行委員は「10.21国際反戦デーが全国で闘われている。JR西日本による仲間の過労死の責任を取らせ、JRの戦争加担を阻止するためのデモを闘おう!」と行動を提起しました。
「JRに過労死の責任を取らせる!」
主催2団体からのアピール。動労西日本・山田書記長は結集した仲間に感謝を述べたあと「私たちの仲間の過労死は、JR高槻駅の過重労働が原因で、絶対に許すことはできない。JR西日本メンテックに過労死の責任を取らす行動に立ち上がろう。戦争政策に加担するJRと戦争に突き進む岸田政権を打倒するためのデモを貫徹しよう!」と訴えました。
「国際反戦デーに打って出よう!」
関西青年労働者実行委員会・高槻医療福祉労働組合の冨山さんは「仲間が過労死して3年半がたった。JRは彼の過労死に全く責任を取っていない。労働者が使い捨てにされる社会を変えよう!彼とは反戦闘争で共に闘った。その彼の意思を引き継いで戦争反対を訴える時がきている。パレスチナではイスラエルによる空爆が続いており、数千発の爆弾を連日落としている。学校も病院も標的になり、4000人を超える市民が殺されており、半数は子どもたちだ。本気で戦争を止める行動が必要だ。JRは、芸備線をはじめローカル線を切り捨てる一方で、兵器を運ぶ貨物の大動脈だけは残すとしている。戦争によって利益を得る資本家を打ち倒そう!本日の集会から国際反戦デーに打って出よう!」と行動を提起しました。
「過労死を許さない新大阪デモに連帯して闘う!」
連帯挨拶では、関生支部・武谷副委員長が日頃の関生支部弾圧への支援にお礼を述べ、この間の闘争を報告したあと「本日の行動でJR西日本にキャンと言わせよう!」と動労西日本と連帯して闘う決意を表明。最後に「戦争を止めるのは、闘う労働組合の団結と行動だ。11.19全国労働者総決起集会に全力で結集し、1047名解雇撤回、関生弾圧粉砕を闘おう!」と呼びかけました。
東京過労死家族の会・中原のり子さんから「過労死を許さない新大阪デモに連帯します」と題する集会メッセージが、婦人民主クラブ全国協関西ブロックの山本さんから読み上げられました。
改憲・戦争阻止!大行進・兵庫の岡村さんからは、「JRに仲間の過労死の責任を取らせる闘いに連帯する。戦争を阻止するために大行進・兵庫は行動を組織する」などの闘争方針が示されました。
「新大阪駅周辺の若者らから歓迎されたデモ行進!」
動労西日本・遠坂執行委員の行動提起と過労死を許さない行政訴訟判決公判の結集が呼びかけられたあとデモ行進。
デモは、北中島公園を出発し、JR西日本メンテック社前とJR西日本近畿統括本部前を通るコースです。
旗や幟がはためき、太鼓の軽快なリズムと元気いいシュプレヒコールのデモ隊は、新大阪駅周辺の市民らに注目を浴びました。
デモ行進をスマホ撮影する市民の姿やデモ隊に手を振り激励する市民の姿が見られました。新大阪駅手前では、数人の若者(17から18歳代)がデモ隊に歓声をあげ、ハイタッチする姿が印象的でした。
開催地点では、本日の集会デモに11人の飛び入り参加が報告されました。そして、動労西日本の山田書記長のリードで「団結ガンバロー」を参加者全員が唱和して、本日の行動は幕を閉じました。
JRは、仲間の過労死の責任を取れ!JRは、組合差別をやめろ!JRは、戦争政策に加担するな!
JRが仲間の過労死の責任を取り、謝罪するまで闘いましょう!
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
11月16日 京都3事件 京都地裁 |
10:00~ |
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検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性
A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。
[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)
割引価格あり。
お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで