京都事件公判・京都地裁前抗議行動
連帯ユニオン関生支部への権力弾圧をめぐる公判が2月22日、京都地裁で開かれました。公判の前段に、34人の仲間が結集する京都地裁前で抗議行動を展開しました。
「大津地裁、大阪高裁の勝利判決」
関生支部・平田執行委員の開会宣言で、京都地裁前抗議行動はスタート。平田執行委員は「大津地裁7名無罪判決は、検察側の控訴断念で2月20日付けで確定した。2名は有罪となったが、京滋実行委員会の仲間の支援行動のおかげであり、大津一次事件で、湯川委員長の実刑判決を出した裁判官が7名の無罪を出さざるを得なかった成果を獲得した。また、近江アサノ事件では、大阪高裁が組合側勝利判決を出した。日々雇用労働者を労契法19条2号を類推適用した画期的な判決だ。京都でも解決金を恐喝としたデタラメな事件の無罪を勝ち取らなければならない。裁判所に公正な審理を求めることを共に声を上げていこう」と闘争報告と今後の闘争方針を示しました。
「全員無罪を勝ち取るために全力を尽くす」
当該労組の関生支部・大原執行委員は、日頃の関生支部弾圧への支援にお礼を述べたあと、「大津二次事件の無罪は、昨年の和歌山事件の無罪判決に続いて2回目だ。警察・検察による無理な事件づくりが明らかとなった。大津第一次と第二次の控訴審で全員の無罪を勝ち取るために全力を尽くす」と決意を表明しました。
「京都地裁では完全勝利をめざして共に闘おう」
支援者からの連帯アピール。反弾圧京滋実行委員会の稲村代表は「大津二次事件、いわゆるビラまき事件の無罪判決を運動の糧にしていく。憲法28条に則った判示を求めることが重要だ。2018年からの関生弾圧、この京都地裁では完全勝利をめざして共に闘おう!」と訴えました。続いて、関西合同労組、若狭の原発を考える会、なかまユニオンの代表者が、それぞれの現場闘争の報告と今後の闘争方針を示し、「関生弾圧を粉砕するために共に闘う」と発言しました。
「裁判所は公正な判断を行え」
関生支部・七牟禮副委員長が「本日の公判には、多くの生コン経営者が傍聴に動員されている。関生弾圧をはね返すために、全力で闘う。引き続きの支援をお願いする」と本抗議行動のまとめ。最後に、平田執行委員のリードでシュプレヒコール。「裁判所は公正な判断を行え!」「憲法28条を守れ!」「労働運動を犯罪とするな!」「生コン経営者は不当労働行為をやめろ!」などの参加者全員のコールが京都地裁前に響き渡りました。
約30分の行動でしたが、旗や幟がはためく抗議行動は、裁判所前を行き交う会社員や市民らに注目を浴びました。
寒さが厳しくなってきたさなか、早朝からの行動に、労働組合潰しの大弾圧を許さない!京滋実行委員会の仲間をはじめ、多くの仲間の結集に感謝します。
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
3月21日 京都3事件 京都地裁 26日 京都3事件 京都地裁
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10:00~ 10:00~ |
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