「8.6ヒロシマ暴処法弾圧」公判前整理手続き・広島地裁

反戦反核運動潰しの「8.6ヒロシマ暴処法弾圧」で2月28日に逮捕され、その後、起訴された労働組合員5名の仲間の第1回公判前整理手続きが広島地裁で開かれました。広島地裁前には、全国から70人超の闘う労働者が結集し、警察・検察・裁判所を糾弾する抗議集会が開催、関生支部からは3名が参加しました。

「接見禁止一部解除すら認めない裁判所」

広島労組交流センターの仲間が開会宣言。昨年、8月6日の広島ドーム前の反戦集会デモに参加していた5名の仲間が、不当に逮捕・起訴され、8ヵ月にも及ぶ長期勾留を強いられていることなどの経過を報告しました。また、5名の仲間は何度も保釈請求が却下されており、「接見禁止」(弁護人以外とは面会、手紙のやり取りもできない)の措置がとられていることで職場や労組の仲間とは面会も手紙のやり取りもできない状況にあること。弁護人が申し立てた「接見禁止一部解除」(一回、20分程度の家族との面会)も裁判所は2回も却下していることなどが報告されました。そして、拘置所内では独居房に入れられており、今夏の厳しい暑さにさらされていることなど拘置所内での処遇の悪さが報告されました。

「人権侵害を許さない」

「保釈却下」「接見禁止」「長期勾留」については、5名が黙秘権を行使していることが理由であり、まさに「人権侵害」「人質司法」そのものであり、恣意的拘禁、拷問禁止などの国際法に抵触する人権侵害です。先進国と言われている日本ですが、司法の警察・検察・裁判所は国際的には後進国とされており、先進国の欧米諸国では通用しません。

「広島地裁前、抗議集会」

公判前整理手続きが始まる前の広島地裁前での抗議集会では、大阪、兵庫、奈良、京都広島、四国、九州、東京など全国労組交流センターや全学連の仲間70人超が駆けつけました。
当事者5名の仲間の労組代表者をはじめ各地の支援者らが、警察・検察・裁判所を糾弾し、長期勾留されている仲間の即時釈放を訴えました。広島地裁前を行き交う多くの外国人が、ビラを受け取っていたのが印象的でした。

「50数人の警察官が正門前を陣取る」

公判前整理手続きが始まる数分前に、5名の仲間が裁判所の正門から入場。正門前には、裁判所から依頼された広島県警の警察官50人超が陣取るという異様な雰囲気の中、5名は、一人ずつ別々の車両(5台)で裁判所に入っていきました。
警察官らは、車両の通路を確保するという名目で立ちはだかり、駆けつけた仲間を排除してきたのです。この広島県警のやり方に、支援者らは強く抗議しました。

「退出時には警察官を増員する県警」

約1時間の公判前整理手続きが終わり、5名の仲間が入場したときと同じように別々の車両に乗せられて裁判所から退出し拘置所に向かいました。この退出のときにも警察官が正門前や向かい側の道路に陣取りました。警察官の数は、50人から70数人に増えていたのではないでしょうか。

「次回は、10月30日」

抗議集会のまとめでは、各地の労組交流センターや労働組合、学生、支援者の代表者が裁判所に申入をしたことが報告されました。弁護人2人からは、本日の公判前整理手続きの進行や裁判官の忌避を申立が却下されたことなどが報告されました。
最後に、広島労組交流センターの代表者がリードする裁判所弾劾・糾弾のシュプレヒコールを参加者全員で唱和、そして、10月30日に開かれる第2回公判前整理手続きに全力で結集することを確認してお開きとなりました。
反戦反核運動潰しの弾圧を粉砕し、不当に長期勾留されている仲間5名を奪還する闘いに立とう!

10.19反弾圧シンポジウムin東京開催決定!
日にち:2024年10月19日 土曜日
時 間:13:30受付 14:00~
場 所:国鉄労働会館
     (東京都港区新橋5丁目15-5)

 
 
 
 
 
 
主 催:連帯ユニオン関西地区生コン支部
共 催:連帯ユニオン関東支部
    労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪
    労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会
    労働組合つぶしを許さない兵庫の会
お問合せ:連帯ユニオン関西地区生コン支部 06-6583-5546
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京都3事件無罪判決を求める署名のよびかけ
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
      署名用紙は、  ココをクリック
集約と提出:第1次集約  9月末日(10月中旬提出)
      第2次集役  10月末日(11月中旬提出)
      最終週役    11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
      東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
      フォーラム平和・人権・環境気付
      関西生コンを支援する会 ホームページ  ココをクリック
      TEL:03ー5289ー8222
      関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
MBS(毎日放送)映像’24「労組と弾圧」がギャラクシー賞奨励賞を受賞しました。
5月31日、受賞式のようす ココをクリック
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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▼Amazon ココをクリック

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー

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保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック

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